この記事は2023年4月2日に「CAR and DRIVER」で公開された「2月軽自動車新車販売台数トップ15。N-BOXが依然首位。ダイハツが好調。(SUV除く軽自動車販売・2023年2月)」を一部編集し、転載したものです。


登録乗用車が3割近い前年超えの登録と好調の2月、Kカー市場も先月1月(前年同月比129.9%)ほどではないものの同113.8%と堅調だ。
首位は変わらず1,9652台と2万台レベルのホンダN-BOX。差をつけられたものの、2位には12,743台(前年同月比143%)を販売した好調タント、3位には前年より倍近い10,041台(同192%)を販売したダイハツ・ムーヴがランクインした。首位独走のN-BOXという構図ではあるが、各社主力車種で前年度割れを起こしているのがN-BOXだけ(98%)という結果になった。前年割れと言っても僅かなもので、この数ヶ月続いている2万台レベルが現時点でのN-BOX生産能力の上限なのだろう。メーカーによるアナウンスによると、現時点でもN-BOXの工場出荷目処は半年程度とのこと。(一部グレード・カラーは1~2カ月で出荷可能)

2月軽自動車新車販売台数トップ15。N-BOXが依然首位。ダイハツが好調。(SUV除く軽自動車販売・2023年2月)
ダイハツ・タントは昨年22年度通年でN-BOXのおおよそ半分の販売台数だった。今年はどれだけ詰められるか?

軽乗用車販売台数の前年同月比はスズキ114.3%、ダイハツ126.3%、日産118.6%と前年超えの中、ホンダの軽乗用トータルはやはり95.3%と前年割れの結果になっている。

コロナ禍も落ち着きつつあるが、部品調達に悩む各社生産工場の稼働状況、そして4月から始まるダイハツのアイドリングストップレス車の追加販売が今後どのような影響を与えるのか興味深い。

2月軽自動車新車販売台数トップ15。N-BOXが依然首位。ダイハツが好調。(SUV除く軽自動車販売・2023年2月)

■2月各社販売台数と前年同月比

2月販売台数(台)前年同月比(%)
ダイハツ35,923126.3
スズキ34,435114.3
ホンダ25,40195.3
日産15,964118.6
三菱3,442133.2
マツダ2,561153.2
トヨタ95770.6
スバル892108.5
その他266.7
合 計119,577113.8
Writer:カー・アンド・ドライバー

(提供:CAR and DRIVER