毎年、新たに発売されるビジネス書は約6,000冊といわれています。いったいどの本を読めばいいのか、迷ってしまう方も多いでしょう。

このコーナーでは、読書家が集まる本の要約サービス「flier(フライヤー)」で注目されているおすすめの書籍をランキング形式でご紹介。さらにその中からアクセスの多かったトップ3の書籍について本文で詳しく見ていきます。

まずは2023年4月にビジネスパーソンから最も読まれた10冊の書籍の発表です!

1『いつも機嫌がいい人の小さな習慣』(有川真由美/毎日新聞出版)
2『努力が「報われる人」と「報われない人」の習慣』(塚本亮/明日香出版社)
3『自分を知る練習』(土谷愛/青春出版社)
4『あなたの「しんどい」をほぐす本』(Poche、もくもくちゃん(イラスト)/KADOKAWA)
5『キーエンス解剖』(西岡杏/日経BP)
6『「人たらし」のブラック心理術』(内藤誼人/大和書房)
7『人間関係BEST100』(内藤誼人/総合法令出版)
8『Chatter(チャッター)』(イーサン・クロス、鬼澤忍(訳)/東洋経済新報社)
9『運の方程式』(鈴木祐/アスコム)
10『文章がすぐにうまく書ける技術』(上阪徹/日本実業出版社)

※本の要約サイト「flier(フライヤー)」の有料会員を対象にした、2023年3月25日〜2023年4月24日の閲覧数ランキング

機嫌のいい人は、日々小さな習慣を積み重ねている

いつも機嫌が良い人がしている、未来を変える習慣 2023年4月に読まれたビジネス書トップ3
(画像=Azeemud-Deen Jacobs/peopleimages.com/stock.adobe.com)

2023年4月、flierユーザーから最も読まれたのは、働く女性へのアドバイスに定評があるベストセラー作家・有川真由美さんの『いつも機嫌がいい人の小さな習慣』でした。

様々なチャンスや幸運も引き寄せている。気づくと周りに人が集まっている。そんな身近にいるどこか素敵な人の特徴は「いつも機嫌がいい」ということ。

「いつも機嫌がいい人」とは、ちょっとした心を明るくしようとする習慣のある人だと、著者はいいます。「挨拶するときは相手に体ごと向ける」「相手が断りやすいように頼む」「感情的な行動をとらない」など、考え方と行動をほんの少し変えるだけで誰もが機嫌のいい人になれる“88の小さな習慣”を実践してみませんか?

毎日を機嫌よく過ごして、彩り豊かな人生を送りたい人に必読の一冊です。

いつも機嫌がいい人の小さな習慣
いつも機嫌がいい人の小さな習慣
有川真由美
出版社:毎日新聞出版
発売日: 2019年10月30日
ジャンル: 自己啓発・マインド

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あなたの努力は、結果に結びついていますか?

第2位は、累計102万部突破の人気著者の最新刊!『努力が「報われる人」と「報われない人」の習慣』がランクインしました。

あなたの努力は、ちゃんと結果に結びついているか。自己満足になっていないだろうかーー。そう言われたら、ギクリとする方も多いはずです。

本書の著者は、「努力が報われる人は努力を手段に過ぎないと考え、報われない人は努力を正義だと考える」と断言します。努力しなくても目標を達成できるのなら、それでいい。時には手を抜いたり、他者の力を借りたりすることが「正しい努力」になるケースもあるのだとか。

「それって、ズルいんじゃないの?」と思う人もいるでしょう。けれど、まずはその思い込みから脱することが重要です。「自分は何を成し遂げたいのか」「そのためにはどうすればいいのか」を整理した上で、必要なら努力する。成果を出し、目標に近づくための行動こそ、正しい努力の第一歩なのです。

「がんばっているのに成果が出ない」と悩むあなたも、「努力が報われる人」になりませんか?

努力が「報われる人」と「報われない人」の習慣
努力が「報われる人」と「報われない人」の習慣
塚本亮
出版社:明日香出版社
発売日:2023年1月21日
ジャンル:自己啓発・マインド

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うまくいかないのは、自分を知らないから

第3位は「頑張っても、なんだかうまくいかない」と悩む人に役立つ、『自分を知る練習』がランクインしました。

経験やスキルは自分と変わらないのに、うまくいっている人を見かけたことはありませんか?

そうした人を見て「自分がダメだからうまくいかない」と結論づけて落ち込む必要はありません。著者である強み発掘コンサルタントの土谷愛さんは、うまくいかないのは、努力や能力が足りないわけではなく、「自己分析不足」によるものだといいます。

自分の「大切にしたい価値観」や「強み」はなになのか。その両方を満たす「居場所」はどこなのかーー。本書の中の13のワークを実践すると、ポジティブな自分が引き出され、より幸せな「居場所」を見つけるために行動できるようになるはずです。

今、正体不明のモヤモヤを抱えている人や、なんとなく幸せを感じられないという人にぜひ手に取ってほしい一冊。本書を読み終わった後、自分の居場所に向けて行動を起こす勇気が湧いてくるはずです。

自分を知る練習
自分を知る練習
土谷愛
出版社: 青春出版社
発売日: 2022年12月30日
ジャンル: スキルアップ・キャリア

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いかがでしたか?

ランキングの上位を見てみると、新年度での立場や環境の変化をきっかけに、日頃の習慣や自分自身を見つめなおしたいと考える読者の姿が想像できました。どの書籍も、決して難しい内容ではなく、明日から毎日を変えられるヒントがたくさんあるので、ぜひ試してみてください。

少しでもあなたに合いそうな1冊があればお手にとっていただければ幸いです。
来月はどういった書籍が読まれるのでしょうか。ぜひ皆様も予想してみてください。

flier編集部

本の要約サイト「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されているほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。

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