「山崎」が高額買取されるための要素とは
山崎ウイスキーの買取相場は、お手持ちのボトル状態や、需要の変動により変動します。
そのため、実際の買取価格は業者への相談や査定によって決まることが一般的です。
ウイスキー買取業者は、主に以下の3点を買取の要素としてチェックしています。
- ボトルの状態
- 年代やレア度
- 受賞歴
ボトルの状態
「山崎」が高額買取されるための要素のひとつはボトルの状態です。
ボトルが未開封(未開栓)かつ保存状態が良い場合、平均的な買取相場より高額で買い取ってもらえる可能性があります。
コレクターや愛好家にとって価値ある商品を求めているため、ボトルの状態が良く新品同様であれば、買取業者の買取価格も高額になっていきます。
一方、未開封(未開栓)でも以下の要素が確認されると、買取価格が下がる可能性があるため、注意しなければなりません。
- ボトルにヒビや傷が入っている
- ウイスキーの液面が下がっている
- ウイスキーが変色している
- ボトルに付随する付属品が欠けている
年代やレア度
「山崎」が高額買取される2つ目の要素は、年代やレア度です。
長期熟成された年代記載のあるものやレア度が高い「山崎」ウイスキーは、一般的なボトルよりも高額で買い取られる傾向があります。
特定の年代記載のある「山崎」や限定品、特別なイベントや記念などに関連したボトルはコレクターや愛好家にとって価値が高く、高額で取引されるからです。
例えば、「山崎ミズナラ ザ・ローリング・ストーンズ結成50周年記念」は世界にわずか150点しか存在しない、非常に希少なウイスキーです。
ボトルにはイギリスのロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」のシンボルが取り入れられており、「山崎」ファンだけでなく、ザ・ローリング・ストーンズファンも喉から手が出るほど欲しくなるボトルです。
年代記載のあるボトルの事例としては、「山崎50年」のような長期熟成のウイスキーも高額買取されています。
長期間の熟成によって味わいや風味が深まり、非常に希少なウイスキーとなるためです。
もし、特別な限定版や長期熟成のボトルが手に入ったのであれば、高額査定が期待できます。
受賞歴
「山崎」が高額買取される3つ目の要素は、銘柄の受賞歴です。
受賞歴が重要な要素とされる理由は、2000年代に入り、日本のウイスキーが世界的な洋酒コンペティションで、次々と権威ある賞を受賞し始めたことが大きな要因です。
「山崎」ブランドもその中で輝かしい成績を収めており、2003年には「山崎12年」がロンドンで開催される「ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)」のウイスキー部門で「noble(高貴な)」という賛辞とともに日本初の金賞を受賞しました。
その後も「山崎」は世界規模のコンペティションで数々の受賞を重ねています。
特に「山崎18年」はISCでの最高賞である「トロフィー」を含む10回以上の受賞歴があり、世界の人々から愛されるきっかけになりました。
受賞歴を持つウイスキーは買取市場での評価が高くなり、買取相場も通常より上昇する傾向があります。
受賞歴のある「山崎18年」も高値で取引されることがあり、保存状態が新品同様なら20万円以上の値がつくこともあるようです。