「オールドパー」の歴史
ブレンデッドスコッチウイスキー「オールドパー」にはどのような歴史があるのでしょうか。
「オールドパー」の創業について解説します。
グリーンリース兄弟により創業
創業者であるグリーンリース兄弟には、蒸留所と提携してウイスキーを販売している父親がいました。
ウイスキーに興味を持ち、父親と同じ道に進むのは必然だったかもしれません。
しかし、この兄弟のすごいところは単に父親と同じことをするのではなく、唯一無二のブレンデッドウイスキーを造るべく、ブレンディング会社を立ち上げたことです。
1871年、兄弟は「グリーンリースブラザーズ社」を創業し、ブレンド技術を研究。
粗悪なウイスキーが多かった時代の中で試行錯誤を繰り返し、「オールドパー」を生み出しました。
「岩倉具視団」が持ち帰った話は本当?
日本では「オールドパー」を明治時代に岩倉使節団が持ち帰り、明治天皇に献上したという説があります。
しかし「オールドパー」の発売は1909年で、岩倉具視が亡くなった1883年よりも後。
岩倉具視団が「オールドパー」を持ち帰ったという説には少々無理があります。
ただし、岩倉具視団がグリーンリース兄弟が造ったウイスキーを持ち帰ったという話は残っており、「オールドパー」発売前のウイスキーを持ち帰っていたのはロマンがありますね。
歴代総理大臣である吉田茂や田中角栄が「オールドパー」を愛飲していたのは事実で、昭和の日本では「オールドパー」は庶民の憧れのウイスキーだったようです。
「オールドパー」のラインナップ
時代を超えて愛されるブレンデッドスコッチウイスキー「オールドパー」はスムースで華やかな味わい。
気になった方はぜひ手にとって味わっていただきたい銘柄です。
気になる「オールドパー」のラインナップをご紹介していきましょう。
「オールドパー シルバー」
アルコール度数 | 40% |
容量 | 750mL |
「オールドパー シルバー」はスムースな飲み口が特徴。
柑橘系の爽やかな香りや蜂蜜やバニラのような香りが印象的です。
購入しやすい価格帯なので「オールドパー」が気になった方はまずこちらを試してみてはいかがでしょうか。
「オールドパー シルバー」はスムースな飲み口なのでハイボールや水割りによく合います。
スムースながら「オールドパー」の華やかな香りもしっかりと感じることができますよ。
「オールドパー 12年」
アルコール度数 | 40% |
容量 | 750mL |
時代を超えて愛される「オールドパー」の伝統的な銘柄で、上品で華やかな味わいながらスムースな飲み口が特徴です。
かすかにスモーキーさも感じることができるバランスの良い銘柄です。
自分の好きな飲み方やその時の気分で飲み方を変えられる銘柄なので、お好きな飲み方で召し上がってください。
「オールドパー 18年」
アルコール度数 | 40% |
容量 | 750mL |
「オールドパー 18年」は18年以上熟成させた貴重な原酒をブレンドして造られています。
その完成度は「オールドパー」のマスターブレンダーであるクレイグ・ワレスが『「オールドパー」史上最高のバランスを実現した』と太鼓判を押すほど。
長期熟成ならではの樽香、芳醇でリッチなバニラの香りを感じることができます。
おすすめの飲み方はストレートで、本来の味わいをしっかりと感じていただきたい銘柄です。
もしくはオンザロックで味の変化を楽しむのも良いでしょう。
「オールドパー スーペリア」
アルコール度数 | 43% |
容量 | 750mL |
「オールドパー スーペリア」は熟成期間に関係なく、ブレンダーが厳選した原酒を使用して造られている銘柄です。
熟した果実の風味やスモーキーな味わいがしっかりしているのが特徴。
ブレンダーのこだわりやブレンド技術を感じられる銘柄といえるのではないでしょうか。
おすすめの飲み方はストレート、もしくはロック。
「オールドパー スーペリア」の本来の味わいを感じていただきたいです。