ハイジ博士さんに聞いた 積立投資におすすめのクレジットカードはコレ!
(写真=ハイジ博士さん提供)

ポイ活で年間50万円以上を稼ぐ「ハイジ博士さん」に、積立投資におすすめのクレジットカードについてオンラインインタビューを実施しました。

ハイジ博士さんは投資によるポイント還元メリットを最大限受けるため、5つの証券会社で5枚のクレジットカードを活用し、投資の上限額である月5万円を各社で積み立てているのだとか。

これから投資を始める人は、どのように証券会社とクレジットカードを選んだらいいのでしょうか?積立投資に興味のある方は必見です。

プロフィール

ハイジ博士さんの投資スタイルは長期積立投資

ーーまずは、ハイジ博士さんの投資について詳しく伺いたいと思います。

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私は主に投資信託での長期積立投資をしています。各証券会社ごとに1つのファンドに5万円ずつ、全部で月30万円ほど積立投資するシンプルなスタイルです。

個別株も少しは持っていますが、基本的には積立投資に専念しています。

ーー投資先はどちらになりますか?

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主に「オールカントリー」と呼ばれる、全世界に投資するファンドを選んでいます。日本株を含めたものと除外したものがありますが、パフォーマンスは大差ないので、どちらを選ぶのかはその時の気分で決めています。

ーー日本を除外したファンドを選ぶこともあるんですね。

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はい。日本が除外された商品を選ぶことが多いですね。

日本の個別株を少しだけ持っているから、というのもありますが、日本で働いている以上、すでに日本経済に投資しているようなものですから。わざわざ日本に投資しなくてもいいかな、と考えています。

5つの証券会社で月5万円ずつ投資

ーー証券会社はどのように選んでいますか?

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証券会社はクレジットカードの還元を受けられるところを選び、クレジットカード経由で投資をしています。

■ハイジ博士さんが保有する証券口座と投資信託の購入に使うクレジットカード一覧

証券会社 クレジット
カード
積み立て投資金額に
対する還元率
楽天証券
楽天証券
楽天カード
楽天カード
一般カード:0.5%
ゴールドカード:0.75%
プレミアムカード:1.0%
SBI証券
SBI証券
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)
一般カード:0.5%
ゴールドカード:1.0%
プラチナプリファード:5.0%
マネックス証券
マネックス証券
マネックスカード
マネックスカード
1.1%
auカブコム証券
auカブコム証券
au PAYカード
au PAYカード
1.0%
コネクト証券
コネクト証券
SAISON CARD Digital
SAISON CARD Digital
0.5%
(2023年7月26日現在)
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それぞれの証券会社で、月に5万円を限度とするクレカ積立(クレジットカードによる積立)が可能なので、それを上限まで利用しています。

最初に選んだのは楽天証券で、それからSBI証券、マネックス証券、auカブコム証券を選びました。最近では新たにコネクト証券も追加しています。

ーーそれぞれのカードの還元率はどの程度なのでしょうか?

カードの還元率
(画像=ハイジ博士さん提供)
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楽天プレミアムと三井住友カード ゴールド(NL)、au PAYカードは、それぞれ1.0%で、SAISON CARD Digitalは0.5%です。ちなみにマネックス証券は1.1%の還元率で、業界最高水準に達していると思います。

ーー最初に楽天証券で積み立てを始められたきっかけは何ですか?

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楽天証券を選んだのは5年くらい前で、SPU(スーパーポイントアッププログラム)に関連する楽天市場の還元率が上乗せできたからです。

正直なところ、最初は投資にはあまり興味がなかったです(笑)。ですが妻がファイナンシャルプランナーで、長期インデックス投資が良いと言っていたので情報収集を始めてみました。

ーー情報収集は主にどのような方法でしたか?

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投資に関する本をいくつか読んでみて納得し、「こんなに理にかなっているのならやらない手はないな」と思って投資を始めることにしました。

一冊の本だけで判断するのは危険なので、投資にまつわるさまざまな視点を知るために100冊ほどの本を読みました

ーー100冊も!そんなにたくさん読まれたのですね。

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そうです(笑)。誤った情報に引っかからないよう、幅広く学ぶために100冊読んでみました。

ーーなるほど。その中にはFXや個別株投資などを推す本もあったのではないですか?

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ありました。FXや株式投資についても関連するいろいろな本を読みましたが、リスクについて十分に説明されていなかったり、毎日の市場の変化を観察する必要があるなど時間がかかるものが多かったり……。

実際、私の投資の目的は余ったお金を効率的に運用することだけです。20年後にどれだけ増えるかなどはあまり考えていないので、お金を効率的に運用できるなら投資しておくべきだと思っている程度です。

そのあたりを考えると、日常的に手間をかけずにできる長期積立投資が自分に合っていました。

投資を始める人のためのクレジットカード選びのコツ

ーーこれから投資を始める人に向けて、クレジットカードや証券会社をどのように選ぶべきかアドバイスをお願いします。

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投資を始めるためにクレジットカードを選ぶという考え方もありますが、私はまずご自身の生活スタイルに合ったカード選びを行うのがおすすめかなと思います。

その上でカードが投資にも役立つ場合はそのまま利用するくらいでいいのかなと。

すでに使っているサービスや経済圏があるなら、そこが提供するクレジットカードや証券会社を選ぶと楽ですよね。例えば私が楽天証券を選んだのは、楽天市場での還元率を上げるためでしたし。

すでに楽天市場を利用している人は楽天証券を選ぶのが簡単ですし、三井住友カードユーザーはSBI証券を選ぶのがいい、くらいで決めたら良いと思います。

還元率が高いものを選ぶのも重要ですが、還元率だけでなく、投資額や20年後の想定残高などをシミュレーションし、最適な証券会社を選ぶのが理想的です。

そして何より、一番大事なのは「始めること」だと思います。

ーー投資との組み合わせを考慮すると、「マネックス証券×マネックスカード」の組み合わせで得られる還元率1.1%は、少し優位性を感じませんか?

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たしかに、積立投資で得られるポイント還元率としては高いですが、マネックカードはショッピング利用でのメリットが他社カードより少ないため、初心者向けのカードではありませんね。

実際にはマネックスカードは、貯まったポイント(マネックスポイント)自体は使いみちが多かったり、JCBブランドなのでJCBブランドのカードだけがチャージできるANAプリペイドカードを活用することで、ポイントをお得に貯められます。このように、長所はたくさんあるんです。

しかし、これらの長所を活かせるのはポイ活上級者レベルだと思います。

ーーその一方で、コネクト証券と連携できるセゾンカードは還元率が0.5%と少し低いのですが、これらのカードを利用している理由を伺えますか?

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私が持っているSAISON CARD Digitalとセゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カードの2枚は、「セゾン・アメックス・キャッシュバック」というキャンペーンの還元が受けられるカードです。

「セゾン・アメックス・キャッシュバック」とは、
セゾン・アメリカン・エキスプレス(R)・カード会員様限定の、キャッシュバック専用キャンペーンプログラムです。
お得な情報を一覧でチェック、簡単にエントリー、キャッシュバック合計金額もひと目で確認できます。

(引用:クレディセゾン公式サイト
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例えば、コメダコーヒーやココカラファインなど特定の店舗で30%のキャッシュバックがあるなど、毎月変わる特典に魅力を感じ、このカードを作りました。

対象店舗は毎月2店舗ほど追加されていきます。キャッシュバックキャンペーンの時期は店舗ごとに異なりますが、期間はおよそ2ヵ月間です。

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しかもこのキャンペーンは、対象カード1枚ごとに特典を受けられます。つまり、2枚のカードからエントリーした場合、2枚分のキャンペーンを受けられるんです。

SAISON CARD Digitalは年会費無料なので、2枚目のカードとして追加発行しても損はないと考え、所持しています。

投資と家庭

ーーハイジ博士さんが投資を始めたのはどのタイミングだったのでしょうか?

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投資を始めたのは結婚後です。

ある程度まとまったお金があったので、妻と2人で相談し、そのお金をまとめてドカンと投資に利用することにしました。ただ、ドンと全額を一気に投資したあとに急落しちゃったら、ちょっとストレスになって怖いっていう意見があったので、当時は20万円くらいの積み立て形式で投資を始めたんです。

ーーハイジ博士さんがクレジットカードやポイ活に詳しいことは、ご家族からどう思われているのでしょうか?

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妻は、私の活動やクレジットカードについてあまり関心がないようです(笑)。

彼女自身も個別株を買うなど、自分で資産運用をしています。家族としての資産運用は私が行い、余ったお金については彼女に任せています。

私は彼女が個別株を買うことに対して口を出しません。同様に、彼女も私がクレジットカードを使うことに口は出さないと思います。

ーーハイジ博士さんのクレジットカードに関する知識は、家族サービスに寄与していますか?

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私がTポイントを貯めて毎月20日にウエルシアで買い物をすると、ポイントの価値が1.5倍になります。この時は妻も一緒に買い物をするので、ありがたいと感じていると思います。それ以外では恩恵を感じているとは思っていないと思います(笑)。

個別株を買ったことに対して私から口出しはしないので、これはこれで良い距離感なんじゃないかなと思います。

ーー最後に、これからポイ活や投資に挑戦しようとしている人に向けて一言お願いします。

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人それぞれ生活環境が違うので、無理に変えようとしたら続かないと思います。特に投資が絡んでくると、金額が動くことで一喜一憂してしまったり、下がったときにやめてしまったりすることもあります。

自分の生活スタイルに合ったやり方を最初に決めて、あとは振り返らずに、自分の範囲で、それに沿って積み上げていく姿勢が大切だと思います。

その際、クレジットカードを使ってポイント還元を受けることを「投資のリターン」と考えると、多少なりとも投資リスクを下げる手段になります。それを自分の生活スタイルに合わせて考えてみると良いと思います。

ーーありがとうございました。

■記事内で紹介したクレジットカード

カード楽天カード三井住友カード(NL)マネックス
カード
au PAYカードSAISON CARD Digital
楽天カード
三井住友カード
マネックスカード
au PAYカード
SAISON CARD Digital
年会費無料無料550円(税込) (*1)原則無料 (*2)無料
還元率1.0%〜3.5%0.5%〜7%(※)1.0%〜1.1%1.0%0.5%~15.0%
ポイント楽天ポイントVポイントマネックス
ポイント
Pontaポイント永久不滅
ポイント
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(2023年7月26日現在)
*1:初年度無料。次年度以降は、年間1回以上クレジットカードの利用で無料。
*2:au PAY カードにご登録されているau IDに紐付くau携帯電話(スマホ・タブレット・ケータイ・Wi-Fiルーターなど)、auひかり、auひかり ちゅら、UQ mobile、povo1.0、povo2.0のご契約がない場合、かつ、1年間カード利用がない場合(*)、年会費1,375円(税込)がかかります。詳細はau PAY カードサイトにてご確認ください。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※通常のポイントを含みます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。