この記事は2023年8月2日に「CAR and DRIVER」で公開された「アウディQ7/Q8のSモデル「SQ7」「SQ8」が日本初登場」を一部編集し、転載したものです。


アウディの上級プレアミムSUV「Q7」および上級SUVクーペ「Q8」にスポーツグレードのSモデルとなる「SQ7」と「SQ8」を新設定。パワートレインには507ps/770Nmを発生する高性能4リットルV8ツインターボエンジンにクワトロシステムを組み合わせて搭載

アウディ・ジャパンは2023年7月31日、上級プレアミムSUV「Q7」および上級SUVクーペ「Q8」にスポーツグレードのSモデルとなる「SQ7」と「SQ8」を新設定し、今秋以降に発売すると発表した。

アウディQ7/Q8のSモデル「SQ7」「SQ8」が日本初登場
▲アウディSQ7 価格:8SAT1419万円 全長5065×全幅1970×全高1700mm ホイールベース3005mm 車重2310kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費7.6km/リットル 縦の2本バーを強調したS専用ラジエターグリルやブレードが際立つ専用フロントバンパーを装備

車両価格は以下の通り。

SQ7:1419万円

SQ8:1460万円

アウディQ7/Q8のSモデル「SQ7」「SQ8」が日本初登場
▲アウディSQ8 価格:8SAT1460万円 全長5005×全幅1995×全高1695mm ホイールベース3000mm 車重2310kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費7.5km/リットル アルミニウムルックのエクステリアミラーハウジングを採用

日本初登場となるスポーツグレードのSQ7とSQ8は、ともに高性能なスペックを備えるパワートレインに、専用アレンジのエクステリアやインテリアを採用して、よりダイナミックでスポーティなフルサイズSUVおよびSUVクーペに仕立てたことが特徴である。

キモとなるパワーユニットには、専用チューニングの3996cc・V型8気筒DOHC直噴ガソリンツインターボエンジンを搭載。圧縮比は10.1:1に設定し、最高出力は507ps/5500rpm、最大トルクは770Nm/2000~4000rpmを発生する。また、エンジンの低負荷時に8つのシリンダーのうち4つのシリンダーを休止させるシリンダーオンデマンド(cod) を組み込んで燃料消費を低減。トランスミッションには専用セッティングの8速ティプトロニックを配し、駆動機構には4WDシステムのクワトロを採用した。

アウディQ7/Q8のSモデル「SQ7」「SQ8」が日本初登場
アウディQ7/Q8のSモデル「SQ7」「SQ8」が日本初登場
▲SQ7(写真・上)とSQ8(同・下)ともにパワーユニットには専用チューニングの3996cc・V型8気筒DOHC直噴ガソリンツインターボエンジンを搭載。最高出力は507ps/5500rpm、最大トルクは770Nm/2000~4000rpmを発生する

足回りに関しては、SQ7にSアダプティブエアサスペンションを、SQ8にS/RSアダプティブエアサスペンションを標準で組み込み、さらにオプションとしてリアスポーツディファレンシャルとアクティブスタビライザーで構成するアドバンストサスペンションパッケージを設定する。また、操舵機構にはオールホイールステアリングを標準で装備。シューズはSQ7に5スポークブレードデザインブラックポリッシュト9.5×21アルミホイール(Audi Sport)+285/40R21タイヤを、SQ8に5Yスポークデザイングラファイトグレーポリッシュト10J×22アルミホイール+285/40R22タイヤを標準で装着した。

アウディQ7/Q8のSモデル「SQ7」「SQ8」が日本初登場
▲SQ7は足もとに5スポークブレードデザインブラックポリッシュト9.5×21アルミホイール(Audi Sport)+285/40R21タイヤを装着
アウディQ7/Q8のSモデル「SQ7」「SQ8」が日本初登場
アウディQ7/Q8のSモデル「SQ7」「SQ8」が日本初登場
▲7名乗り3列式シートで構成するSQ7のインテリア。S専用ビューを備えたアウディバーチャルコックピットプラスを標準で装備する。日本導入モデルのハンドル位置は右

エクステリアについては、縦の2本バーを強調したS専用ラジエターグリルやブレードが際立つ専用フロントバンパー、左右4本出しのテールパイプなどを採用。HDマトリクスLEDヘッドライト/ダイナミックターンインディケーター/AudiレーザーライトやLEDリアコンビネーションライト/ダイナミックターンインディケーターも標準で組み込む。一方でインテリアには、上質な肌触りを特徴とする環境負荷の低い人工皮革ダイナミカとレザーを組み合わせたSロゴ入りのスポーツシート(パーシャルレザーやボルテラレザー、バルコナレザーの表皮も選択可)やブラックのヘッドライニング、S専用ビューを備えたアウディバーチャルコックピットプラスなどを標準で装備した。

アウディQ7/Q8のSモデル「SQ7」「SQ8」が日本初登場
▲SQ8は足もとに5Yスポークデザイングラファイトグレーポリッシュト10J×22アルミホイール+285/40R22タイヤを装着
アウディQ7/Q8のSモデル「SQ7」「SQ8」が日本初登場
アウディQ7/Q8のSモデル「SQ7」「SQ8」が日本初登場
▲上質な肌触りを特徴とする環境負荷の低い人工皮革ダイナミカとレザーを組み合わせたSロゴ入りのスポーツシートを設定。写真はアラスレッド(アンスラサイトステッチ)バルコナレザー表皮のシート。日本導入モデルのハンドル位置は右
Writer:大貫直次郎

(提供:CAR and DRIVER