外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年9月5日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼4日(月)の為替相場
(1):中国当局の景気支援策への期待でアジア株高
(2):ラガルドECB総裁 金融政策には言及せず
(3):米国が祝日で動意薄

▼4日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:カギは連休明けの米国債動向/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

4日(月)の為替相場

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期間:4日(月)午前7時00分~5日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):中国当局の景気支援策への期待でアジア株高

中国人民銀行(PBOC)は人民元の対ドル基準値をドル安・元高方向に設定。その後、中国当局の景気支援策への期待などから上海株が高く始まったこともあって、豪ドルが強含んだ。

(2):ラガルドECB総裁 金融政策には言及せず

欧州中銀(ECB)のラガルド総裁は、労働市場、エネルギー市場の変化や地政学的な混乱が物価の変動を引き起こしたとした上で「中銀にとって、こうした相対的な物価変動が起こる間はインフレ期待をしっかりと固定させておくことが重要になる」と述べた。金融政策に関する直接的な言及がなかったこともあってユーロに反応はなかった。

(3):米国が祝日で動意薄

米国はレイバーデーの祝日でNY株式・債券市場が休場。欧州市場終了後は為替市場の動意が鈍り、ドル/円やクロス円はほぼ横ばいで推移した。

4日(月)の株・債券・商品市場

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

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ドル/円の見通し:カギは連休明けの米国債動向

昨日のドル/円は小幅続伸。NY休場で動意を欠いたものの、146.49円前後まで強含むなど前週末の堅調地合いを引き継いだ。
米3連休明けの本日も手掛かり材料は少なく、ドル高・円安の流れが大きく変化する公算も小さいだろう。もっとも、市場が意識する上値ポイントは8月29日に付けた年初来高値の147.37円前後。また、年初来高値の付近では本邦財務省筋による円安けん制への警戒感が上昇しそうだ。それだけに、147円台の回復に向けては米長期金利の一段の上昇が欠かせないだろう。
連休明けで取引が再開される米国債の動向が、本日のドル/円のカギを握ることになりそうだ。

注目の経済指標:RBA政策金利

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注目のイベント:特になし

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経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

神田 卓也
神田 卓也(かんだ・たくや)
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。

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