セブン、小売業初の10兆円突破

セブン&アイは2023年2月期決算で日本の小売業として初めて売上高10兆円を突破(35%増の11兆円8113億円)し、最終利益も33%増の2809億円で過去最高を記録した。好調なコンビニ事業が業績を牽引し、スーパー(イトーヨーカドー)事業、百貨店事業の不振を補った。

最終損益はスーパー事業が3年連続赤字、百貨店事業が4年連続赤字。百貨店事業を切り離す一方、グループ内に残すスーパー事業は祖業の衣料品事業からの撤退、国内店舗2割削減などを柱とする構造改革を推し進めている。

文:M&A Online