外為どっとコム トゥデイ
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主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年9月22日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼21日(木)の為替相場
(1):松野官房長官 円安けん制
(2):BOEが金利を据え置き ポンド急落
(3):新規失業保険申請件数に反応薄
(4):中古住宅販売件数は7カ月ぶり低水準
(5):日銀への警戒感で円買い

▼21日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:急変動する公算が大きい/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

21日(木)の為替相場

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期間:21日(木)午前6時10分~22日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):松野官房長官 円安けん制

松野官房長官は「為替相場の動向を注視」「過度な変動にはあらゆる選択肢を排除せず対応」などと発言。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けてドル高が進む中、148.45円前後まで上昇して年初来高値を更新していたドル/円は、官房長官の円安けん制で小幅に反落した。

(2):BOEが金利を据え置き ポンド急落

英中銀(BOE)は大方の予想に反して政策金利を5.25%に据え置いた。金融政策委員会(MPC)は声明で「金融引き締めがより広く労働市場や実体経済の勢いに一定の影響を与える兆候が強まっている」と利上げ見送りの背景を説明した。同時に発表した議事録では、据え置きが5対4の僅差で決定したことも明らかになった。カンリフ副総裁、グリーン委員、ハスケル委員、マン委員が25bp(0.25%ポイント)の利上げを主張した。BOEの決定を受けてポンドは急落。その後、ベイリーBOE総裁は「インフレ率を2%の目標へと戻し、その水準で維持することが中銀の責務だ。この仕事はまだ終わっていない」と述べて利上げ再開の可能性を排除しなかった。

(3):新規失業保険申請件数に反応薄

米新規失業保険申請件数は20.1万件と市場予想(22.5万件)に反して前週(22.1万件)から減少。1月以来の低水準となり、米労働市場の底堅さが浮き彫りになった。ただ、市場のドル買いの反応は一時的だった。

(4):中古住宅販売件数は7カ月ぶり低水準

米8月中古住宅販売件数は年率換算404万戸と市場予想(410万戸)を下回った。住宅ローン金利の上昇と在庫不足を背景に販売件数は7カ月ぶりの低水準となった。

(5):日銀への警戒感で円買い

米10年債利回りは2007年以来16年ぶりに4.49%台へと上昇。これを受けてNYダウ平均が370ドル余り下落するなど米国株は軟調だった。このため、ドル/円やクロス円は上値が重く推移。日銀が翌日の金融政策決定会合でマイナス金利の解除に向けた地ならしを行うとの憶測も円を支えた。

21日(木)の株・債券・商品市場

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

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ドル/円の見通し:急変動する公算が大きい

昨日のドル/円は年初来高値を更新後に失速。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金融引き締めの長期化が示唆されたことを受けて148.45円前後まで買いが先行したものの、本邦当局による円買い介入への警戒感などに上値を抑えられて伸び悩んだ。
海外市場では、米10年債利回りが16年ぶりの水準に上昇したにもかかわらず、日銀の金融政策決定を前に手仕舞いのドル売り・円買いが優勢となり147.32円前後まで反落した。
昨日、オプション市場の翌日物インプライド・ボラティリティ(予想変動率)は20%台に急上昇しており、市場の一部には日銀が本日の金融政策決定会合でマイナス金利解除に向けた地ならしを行うとの憶測がくすぶっているようだ。もっとも、そうした憶測がある以上は仮に植田日銀総裁がマイナス金利解除に言及しなければ、改めて円売りが強まる可能性が高そうだ。いずれにしても、本日のドル/円は日銀の決定と植田総裁の会見を受けて急変動する公算が大きい。
なお、ちょうど1年前の日銀金融政策決定会合では、当時の黒田総裁が「当面、金利は引き上げない」と発言。これを受けて円売りが強まると、直後に本邦当局が1998年以来の円買い介入に踏み切った。その直前には神田財務官が「ずっとスタンバイの状況」として介入の実施を予告していた。ドル/円は、1年前の介入当時の水準(145円台後半)を上回っているだけに、本日も財務官の発言には注意が必要だろう。

注目の経済指標:日銀金融政策決定会合

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注目のイベント:植田日銀総裁定例記者会見

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経済指標・イベントの結果について

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経済指標カレンダー

神田 卓也
神田 卓也(かんだ・たくや)
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。

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