10月4日、アメリカの民間宇宙企業、アクシオム・スペース(Axiom Space)が「プラダ(PRADA)」とNASAの宇宙服を共同開発すると発表した。
この宇宙服は、2025年に予定されている月面着陸ミッション「アルテミス Ⅲ(Artemis Ⅲ)」用に開発される。「アルテミス Ⅲ」は1972年のアポロ17号以来の月面着陸計画で、月面に降り立つ初の女性となる予定のクリスティーナ・ハンモック・コック(Christina Hammock Koch)が参加する。この宇宙服の重さは55キロで、女性の宇宙飛行士にも着心地が良いものとなっているという。
アクシオム・スペースは、NASAでISS(国際宇宙ステーション)プログラムのマネージャーを務めていたマイケル・スフレディーニ(Michael Suffredini)が2016年に創業した宇宙インフラ開発企業で、主に民間有人宇宙飛行サービスや民間宇宙ステーションの建設などを手掛けている。
「プラダ」と「アクシオム・スペース」は今回開発する宇宙服について、これまでにない月面探査を可能にするような革新的な技術とデザインを使うと説明した。
一体どのような宇宙服が完成するのか、注目必須だ。