室田 茂樹が語る！「未来を拓く君たちへ なぜ、我々は「志」を抱いて生きるのか」

(画像=株式会社プラスバイプラス)

1.これまでの事業の変遷について教えてください。

前職で建設業向けのCADソフトウェアを扱う仕事に就いていた際に、CADソフトウェアのニーズが非常に多いと感じました。その後、サポートが充実し、お客様のためになる会社を創りたいと考え、会社を立ち上げました。

また、2008年にM&Aを実施することになり、従業員が安心して働くために何ができるかということを考え始めました。考える中でプラスバイプラスの文化を守りたいと考えるようになりました。ここでいう文化は「らしさ」であると考えています。相手のことを考えて、協力し合う文化を大切にしてきたので、それが失われないことを重要視しました。

そして社長になってから経営において最も大切なことは会社を永続させることだと考えています。永続させるためにはお金・文化・情勢が必要だと考えています。文化を守りながら組織を作ることに注力してきました。

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2.一番感銘を受けた書籍とその理由を教えてください。

田坂 広志の「未来を拓く君たちへ なぜ、我々は「志」を抱いて生きるのか」です。この本で最も印象に残っているのは「成功は約束されていないけど、成長は約束されている」という言葉です。成功ではなく、成長に焦点を当てるから人生は楽しい、ということを教えてくれました。

元々、本を読まないタイプだったのですが、創業者に「そろそろ本を読まないとやばいぞ」と30歳で言われました。本屋さんに行けば1000円台で分からないことの答えを教えてくれると言われ、その言葉に納得したことを今でも覚えています（笑）

この本は、人格を高め、人生をより豊かにするための方法を教えてくれました。 どんな人生を歩むかよりも、どんな人間になるかを重要視したいと考えています。人格を高め、人と繋がり、誰かに求められるような人間になっていきたいです。

3.読書はどのように仕事に生かせたでしょうか。

本から得た知識をメンバーと会話する際に活かしています。

具体的には、「未来を拓く君たちへ」で示された「成功は約束されていないが、成長は約束されている」という考え方を日常生活で伝えています。「成功は約束されてないけど、成長が約束されてるって言うんやったら、昨日できへんかったこと、今日できるようになれば、 そっちの方が面白いやん。まずはそれだけやってみよう」と従業員に伝えています。

4.経営において重要としている考え方を教えてください。

私は「関わる全ての人と一緒に創り上げていく」というスタンスを最も重要視しています。一つの事業やプロジェクトに関わる全ての人々が、互いに思いやりを持ちながら一緒に取り組むことで、ビジネス全体が前に進むと考えています。そしてその根底に、「感謝、貢献、謙虚」というマインドを大切にしています。これは「感謝しなくちゃ生きられない、 貢献しなくちゃ楽しくない、謙虚でなければ寂しい人生だ」という意味です。

このスタンスを具現化した行動が相手を理解して承認するということだと考えています。 自分と意見が違う、容姿が違うなど小さな違いを 認められるかどうかが重要です。実際、なんで？と思うことはあります。しかし、それは絶対に表には出さないです。 自分の解釈でもあるので、人と異なることを責めないように意識しています。人と共に創り上げていく上では相手のことを承認しなければならないと思います。相手を承認することが当たり前の世界を作りたいです。

5.経営において重要としている考え方を教えてください。

お客様に利益が出るような支援、 ビジネス、サービスを今後も展開し、拡大していきたいです。また建設業界のために新しいビジネスも作り出したいと考えています。建設業に特化したサポーターになりたいと考えています。

従業員に対しては弊社で働くことに働きがいを感じてほしいです。私の一番の喜びはプラスバイプラスで働いて良かったと心底思ってもらうことです。そのために、従業員それぞれが働きがいを見つけてもらいたいと考えています。自分はどういう人間でどうなりたいのか、ということ考え行動する人を増やしていきたいと思います。

(画像=株式会社プラスバイプラス)

氏名

室田 茂樹（むろた しげき）

会社名

株式会社プラスバイプラス

役職

代表取締役