LEXUSは、オランダ出身のソーラーデザイナー、マーヤン・ファン・オーベル氏とのコラボレーションを発表し、12月上旬にマイアミ現代美術館のSculpture Gardenで、マイアミ アート&デザインウィークに合わせたインスタレーションを出展します。

LEXUS、マイアミ アート&デザインウィーク 2023への出展を発表
(画像=「Car Me」より引用)

LEXUSの次世代バッテリーEV(以降BEV)コンセプト「LF-ZC」からインスピレーションを受け、没入型体験空間づくりを得意とするRandom Studioと共同で実現したこのインタラクティブなインスタレーションは、カーボンニュートラルな未来に向けてデザインとテクノロジーの限界を押し広げるというLEXUSとファン・オーベル氏の想いを表現しています。

太陽から光が地球に到達するまでの時間である「8分20秒」と題されたこのインスタレーションは、カーボンニュートラルなエネルギーを利用することの可能性を見事に表現しています。この作品は、LEXUSの画期的な次世代BEVコンセプトを原寸大で模型化したもので、太陽光発電によく使われる有機薄膜太陽電池(OPV)シートで構成されています。光と人感センサーが五感を刺激し、LEXUSの電動化の可能性を体現する視覚的でインタラクティブなインスタレーションです。ファン・オーベル氏のソーラーデザインの専門知識を駆使したこのインスタレーションは、太陽の光の尊さを表しているだけでなく、環境に配慮し、技術的にも先駆的なLEXUSの電気自動車の独創性を表現しています。

持続可能な社会を目指し、モビリティの発展に対するLEXUSの揺るぎないコミットメントは、常に限界に挑戦するブランドの指針となっています。コンセプトモデル「LF-ZC(Lexus Future Zero-emission Catalyst)」は、LEXUSの次世代BEVラインアップのひとつです。その名が示すように、このモデルは電動化時代の新たな体験のきっかけとなるもので、ドライビング体験の向上、妥協のないデザイン、新たな体験価値など、本物を知るお客様の生活を豊かにするクルマづくりというレクサスのブランドプロミスを表しています。

ファン・オーベル氏は、太陽光を美しいデザインを通じて日常生活に取り入れたことで、世界的な評価を得ています。アートとデザインの分野における持続可能性の提唱者として、受賞歴のある家具や照明デザイン、印象的な公共インスタレーションを生み出してきました。さらに、世界初のソーラー・ビエンナーレの共同創設者でもあり、これまでの作品は、ニューヨーク現代美術館(MoMA)、ヴィトラ・デザイン・ミュージアム、ステデライク美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館などにも展示されています。

LEXUS、マイアミ アート&デザインウィーク 2023への出展を発表
(画像=「Car Me」より引用)

「LEXUSのイノベーションとクラフトマンシップへの追求は、機能的なデザインは持続可能であると同時に美しいという、私自身の理念と共鳴するものです。このコラボレーションによって、サステナブルなデザイン・ソリューションは芸術作品であるという概念に光を当てることができればと思います」とマーヤン・ファン・オーベル氏は語っています。

また、LEXUSのグローバルマーケティング責任者であるブライアン・ボレインは、「ソーラーデザイン分野のパイオニアであるマーヤン・ファン・オーベル氏が、専門知識と才能を活かし、私たちLEXUSとともにBEVコンセプトモデルをイメージした新たな作品を創造してくれることを光栄に思います。持続可能で人間中心のデザインに対する彼女の揺るぎないコミットメントは、LEXUSが大切にしている姿勢です。彼女のインスタレーションを発表する場として、世界的な施設であるマイアミ現代美術館は相応しい場所でしょう」と述べています。

「マイアミ現代美術館は、サステナビリティのための最適解を採用することで、気候変動への影響を軽減することに取り組んでいます。マーヤン・ファン・オーベル氏とLEXUSの力強い作品は、サステナブルデザインの大きな進歩を象徴しており、環境への強い関心が、いかに現代的な解決策をもたらすかを示しています。マイアミ アート&デザインウィークの期間中、彼らの力強い作品を展示するプラットフォームを提供できることを嬉しく思います」と、マイアミ現代美術館のアーティスティック・ディレクター、アレックス・ガーテンフェルド氏はコメントしています。

LEXUSは2018年からマイアミ アート&デザインウィークに出展しております。今回のプロジェクトはマイアミ現代美術館とパートナーシップを締結して2年目となり、両者は、クリエイティブなデザインを通じてインスピレーションを与えるきっかけとなるような体験の構築に取り組んでいます。

なお、マイアミ アート&デザインウィーク期間中、LEXUSは今年もレクサス・アートシリーズを開催します。 プログラムは、LEXUSのアンバサダーとアートやデザイン界のリーダーたちが親密に語り合うもので、今年で8年目を迎えます。

マーヤン・ファン・オーベル氏について

マーヤン・ファン・オーベル氏は、持続可能な未来のために、太陽光とテクノロジーを融合させたイノベーションを探求するオランダ出身のソーラーデザイナー。自身が代表を務める「マーヤン・ファン・オーベル スタジオ」は、太陽エネルギーを日常生活に取り入れるための創作活動を行い、数多くの受賞歴を持つ。

サステナビリティ、デザイン、ソーラーテクノロジーを融合した未来をつくり上げるための創造を続け、ソーラーデザインを通じて永続的な変化を生み出し、建物やオブジェなどを通じて生活に太陽光発電を取り入れ、より身近に感じられるようになることを目指している。代表作に「Sunne」、「Current Table」、「Power Plant」、2020年ドバイ万博のオランダパビリオンの屋根などがある。

ファン・オーベル氏は、2012年にロイヤル・カレッジ・オブ・アート(製品デザイン修士)、2009年にリートフェルトアカデミー・デザインラボ(学士)を卒業。太陽光エネルギーへの移行を世界的に加速させるため、COS、Timberland、Swarovskiなど著名なブランドとのコラボレーションにも取り組んでいる。

さらに、2022年のダッチ・デザイン・ウィークのアンバサダーに任命され、ファン・オーベル氏の太陽光エネルギーへの意欲を高めている。

マイアミ現代美術館について

マイアミ現代美術館(ICA Miami)は、現代アートの絶え間ない実験を促進し、新しい学問を発展させ、マイアミ地域および国際的なアートとアイデアの交流を促進することに専念している。精力的な展覧会の開催とプログラム、そしてコレクションを通じて、当館は、地元アーティストや、若手アーティスト、まだ認知度の低いアーティストの作品に重要な国際的プラットフォームを提供し、現代における最も革新的なアートの一般的な鑑賞と理解を促進している。2014年に開館し、2017年12月1日にマイアミのデザイン・ディストリクトに新しい常設館をオープン。マイアミの中心部に位置し、地域の文化的拠点として位置づけられており、マイアミ地域全体の文化的リテラシーを向上させる役割を担っている。同美術館は入場無料であり、来館者は一年中、優れた芸術作品をオープンに鑑賞することができる。

マイアミ現代美術館の住所は61 NE 41st Street, Miami, Florida 33137。詳しくは、www.icamiami.org。ICA Channelでは展覧会や、現在活躍中の最もエキサイティングなアーティストの活動を紹介している。

Random Studioについて

Random Studioは、アムステルダムとパリを拠点とする、空間デザインスタジオ。人、建築、自然、テクノロジーとの相互作用によって変化し、進化する空間を創造することに重点を置いている。

以上