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(画像=AMBL株式会社)
毛利 政弘(もうり まさひろ)
AMBL株式会社代表取締役社長 CEO
様々な職を経て35歳でIT業界に転身。入社当初から当時のエム・フィールド(現AMBL)でモバイルソリューション事業領域で活躍、45歳で事業部長に就任後、会社の事業拡大に大きく貢献。
その後、エム・フィールドの新規事業であったデータマイニング事業の拡大に取り組み、約1年半で後のエイアイ・フィールド(現AMBL)へ事業を分社化、AI領域の推進を担う。2020年よりエム・フィールドの代表取締役社長 CEOに就任、2022年にグループ会社の一社化を経て現在に至る。
AMBL株式会社
「AI」「システム開発」「UXデザイン」「マーケティング」4つの事業領域で大手企業を中心に年間1,200件以上のDX推進を支援するDXのプロフェッショナル企業。
各領域単独での課題解決はもちろん、それぞれの領域のテクノロジーを組み合わせて、企業特有の問題や前例のないDX課題にも柔軟に対応、デジタルの力で企業を「Shift the Direction(改善から革新へ)」に導くことをブランドプロミスとして掲げる。

これまでの変遷について

まず弊社の沿革をお話させていただくと、もともとAMBLは現会長である櫻井 徹が2001年に創業したエム・フィールドという会社からスタートしています。その後、2017年にWebインテグレーション事業を事業分社化し、balconia株式会社を完全子会社として設立しました。さらに2019年にAI人材育成・教育事業・データ分析事業を事業分社化した株式会社エイアイ・フィールドを設立、2022年にこの3社を統合、体制強化を図ると同時に、社名をAMBLに変更しました。

3社が統合したことで「AI」「システム開発」「UXデザイン」「マーケティング」という4つの事業領域をかけ合わせた提案が可能になり、大手企業を中心に年間1,200件以上のDX推進をご支援しています。「デジタルの力でチャレンジする人が報われる社会を作る」というミッションのもと、お客様へ新しい価値を生みだし変化を創り出せる提案を行うよう尽力しています。

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一番感銘を受けた書籍とその理由について

僕が紹介したい書籍は「両利きの経営」ですね。世界の経営学をリードするオライリー教授とタッシュマン教授による実践的な経営書で、東洋経済新報社から出版されています。

この本は、僕がエイアイ・フィールドという会社を立ち上げて、初めて社長に就任したときに知人からプレゼントしていただいたことがきっかけで読み始めました。当時も非常に感銘を受けたのですが、2019年より世間にDXが浸透、AIの進化が著しい今こそ、経営層だけでなく、様々な職種の方に読んでいただきたい一冊です。

「両利きの経営」というタイトルの通り、この本では企業経営において『知の探索(新しいビジネスやイノベーションの発掘)』と『知の深化(既存ビジネスの継続的な改善や向上)』の両軸でバランスのとれた活動が必要であるということを提唱しています。先ほどもお話した通り、僕が自分なりに『知の探索』を進めて、当時はまだ市場が未成熟だったAIやデータサイエンスのビジネスをAMBLはスタートしました。こうした新規事業のブラッシュアップはもちろん、既存事業のパフォーマンスを向上させることで、事業規模や技術力も4年前より格段に成長しました。本書で紹介されている大企業と較べればまだまだですが、AMBLも「両利きの経営」によって成長してきた会社だと自負しています。

読書はどのように仕事に生かせたでしょうか

今、世界は目まぐるしく変化していますよね。僕にとって読書は、その変化に対応するだけでなく、新しい『企画』を創造する源泉になっています。先ほど紹介した「両利きの経営」でもアメリカの大手レンタルDVDショップが破綻したことが例として挙げられていますが、既存の事業がある程度成長していくと、会社として新しいイノベーションを考えなくても事業は継続できるようになってしまう。しかし、社会や環境の変化が激しい現代では、事業は衰退どころかいずれ立ち行かなくなると思っています。

僕自身、自分が資本であり続けるために、「変化を創る」ことを意識して仕事に取り組んでいるのですが、本を読むことでアイデアや思考力を養っています。

思い描いている未来構想や社員への期待について

僕だけでなく、社員のみんなにも新たな価値を生み出して、変化を創れる人になってほしいと思っていますし、様々なシーンで直接伝えています。生成AIをはじめ、IT技術の進歩が著しい今、プログラミングの技術だけで生き残れる時代はもう数年後にはなくなるのではないかなと感じています。こうした時代に適応して、自分の仕事に変化を創りだせる人材に成長することで、自分自身の市場価値を高めていってほしいですね。

AMBLは2023年10月にマイクロソフト社が推奨する「Azure OpenAI Service リファレンスアーキテクチャ」の賛同パートナーに参画しました。今後はさらに最先端AI技術を用いてお客様のビジネス課題の解決をサポートするだけでなく、「システム開発」「UXデザイン」「マーケティング」の分野でも『知の深化』をさらに進め、DXのプロフェッショナル集団として様々な企業のDXをご支援できればと考えています。

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氏名
毛利 政弘(もうり まさひろ)
会社名
AMBL株式会社
役職
代表取締役社長 CEO