新旧モデル別主要スペック一覧

モデル名SoCメモリ
(RAM)
ストレージカメラ
iPhone15 Pro Max A17 Pro 8GB 256GB~1TB トリプル
最大4800万
5倍ズーム
iPhone15 Pro A17 Pro 8GB 128GB~1TB トリプル
最大4800万
5倍ズーム
iPhone15/Plus A16 Bionic 6GB 128GB~512B デュアル
最大4800万
2倍ズーム
iPhone14 Pro/Max A16 Bionic 6GB 128GB~1TB トリプル
最大4800万
3倍ズーム
iPhone14/Plus A15 Bionic
(5コアGPU)
6GB 128GB~512B デュアル
1200万
2倍ズーム
iPhone13 Pro/Max A15 Bionic
(4コアGPU)
4~6GB 128GB~1TB トリプル
1200万
3倍ズーム
iPhone13/Plus/mini A15 Bionic
(4コアGPU)
4GB 128GB~512GB デュアル
1200万
2倍ズーム
iPhone12シリーズ以前 A14 Bionic以下 4GB以下 512GB以下 デュアル
シングル
最大1200万
最大2倍ズーム


SoCとカメラ機能の差が「買い」の判断材料

それでは「15」シリーズは「買い」なのか、「待ち」なのか?アップルは「iPhone3G」から「iPhone6」まではメジャーモデルチェンジとマイナーモデルチェンジ(Sシリーズ)があり、2年に1度「買い」のタイミングがあった。しかし「iPhone7」以降はこうしたメジャーマイナーチェンジとマイナーモデルチェンジの差別化がなくなり、「誰にとっても買い」というタイミングはなくなった。

つまり、現在使用しているモデルとの比較で「買い」と「待ち」を判断する必要があるのだ。先ずは前モデルの「14」シリーズで見ていこう。「14 Pro Max」ユーザーは若干の軽量化となり、光学ズームが5倍になったことから「15 Pro Max」は検討してもよいかもしれない。だが、軽量化したとはいえ「Pro Max」の重量は221gとスマホとしては重く、ズームも倍率が上がるほど用途が限られるし、本格的な遠景撮影をするのなら10倍はほしい。

Maxモデルを選ぶということは大画面が魅力だろうから、「14 Pro Max」ユーザーにとって小画面の「15 Pro」の魅力は乏しいだろう。ましてや「15 Plus」や「15」はSoCが変わらない上にカメラ機能も劣るため、買い替える意味はなさそうだ。

「14 Pro」ユーザーも同様の理由で「15 Pro Max」と「15 Pro」は検討の余地がある。「買い」を推奨できるのは「14 Plus」ユーザーの「15 Pro Max」買い替えだ。大画面の持ち味はそのままに、カメラ機能はツインからトリプルに、画素数の向上など大幅に強化される。SoCも2世代進化した。大画面にこだわらない「14」ユーザーであれば、「15 Pro」も「買い」推奨に入るだろう。

「13」シリーズ以前となると、ほぼ「買い」推奨だ。ただし「13 mini」は小型モデルで、「14」シリーズに続いて「15」シリーズにも設定がない。小型モデルがを選びたいなら、可能性は低いが「16」シリーズ以降のmini復活に期待するか、「iPhone SE」の第4世代を待つ方が良いだろう。

「iPhone12」シリーズ以前のモデルはSoCが3世代落ちで、買い替え時期に入ったと言える。とはいえ、メモリやストレージは最新の「iOS17」やアプリも十分に対応する余力があるモデルも。円安で価格も上がっており、「お財布」に余裕がないなら「待ち」でも普段づかいに何ら支障はないだろう。