本気で就職を目指す障害者のための就労移行支援事業所「ウェルビー」を運営するウェルビー株式会社(東証プライム:6556)が、2023年11月16日に2024年3月期第2四半期決算説明会を実施しました。
全従業員の自己実現と幸福を追求するとともに、すべての人が「希望」を持てる社会の実現に向けて ---- 大田社長による決算説明
本記事は、代表取締役社長の大田 誠氏による説明会での発表の一部を抜粋・編集して紹介します。詳細については、 こちらの動画を御覧ください。
ウェルビー株式会社IRページ
サマリー
2024年3月期第2四半期のトピックスとしては、福祉事業の新規出店、中期経営計画の各施策が功を奏して利用者数の増加及び単価上昇により、順調に売上高が伸長しました。昨年度にM&Aを行った介護・看護事業については、2023年5月に訪問看護を開始し、堅調に推移しています。また、11月には末期がんや難病等の患者様を対象とした施設を増築して営業を開始しています。
旧ヘルスケア事業の債権回収について、昨年度にハンドレッドイヤーズ社に譲渡した商品の代金が未回収となっていましたが、9月末日をもって全ての代金を回収しました。さらに、ネオファーマジャパン社への債権については、11月2日に公表しましたとおり、当初は2023年4月に競売申立を行い債権回収していく計画でしたが、ネオファーマジャパン社及びその連帯保証人との間で債務弁済契約を締結し競売申立を取り下げ、債務弁済契約に基づいて回収していく方針に変更しました。
その他トピックとしては 8月末日で自己株式の消却が完了しています。業績予想は、上期の業績が好調だったことにより、11月6日に公表しましたとおり、2024年3月期の通期連結業績予想と期末配当予想を上方修正しました。 また、ハンドレッドイヤーズ社から債権が全額入金されたことによる特別配当も予定しています。
(※)詳しくは説明会動画を御覧ください。
業績の概要
第2四半期の業績を説明します。売上高は利用者数の増加及び単価上昇により順調に売上を伸ばすことができた結果、58億7,400万円となりました。昨年同期比では前期に計上したヘルスケア事業の売上2億4,100万円は無くなった分、減収となりましたが、最終的にはプラス5億9,900万円(+ 11.4%)となり順調に推移しております。
期初上期業績予想に対して売上高はプラス2億8,300万円(+ 5.1%)となりました。営業利益は前期のヘルスケア事業計上分の利益減も影響して減益となりましたが、福祉事業において給与等の水準の引き上げによる人件費増加をこなしながら順調に推移し、8億4,500万円となりました。前年同期比ではマイナス8,800万円(-9.5%)となっております。
また、営業利益は期初上期業績予想に対してはプラス2億9,400万円となりました。当期純利益はヘルスケア事業撤退により大幅に改善した結果、5億4,300万円となり、前年同期比ではプラス17億500万円となっております。また、期初上期業績予想に対してはプラス2億700万円となっています。
(※)詳しくは説明会動画を御覧ください。
通期業績予想に対する進捗
通期業績予想ですが、上期については先程ご説明した通り、売上高、利益ともに期初の上期業績予想を大幅に上回る水準で着地しました。そのため上期を実績値に置き換え、下期は基本的に期初の実績予想を据え置きし、通期業績予想を上方修正しました。その結果、売上高は117億6,700万円、営業利益は16億800万円、当期純利益は11億2,000万円としております。修正した業績予想に対しての進捗率は、売上高は49.9%、営業利益は 52.5%、当期純利益は48.5%となっており、概ね順調に進捗しております。
(※)詳しくは説明会動画を御覧ください。
決算説明会動画ページリンク:https://www.net-presentations.com/6556/20231116/8wnai5zr/
IRページリンク:https://corporate.welbe.co.jp/ir/