外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年12月1日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼30日(木)の為替相場
(1):中国製造業PMIは悪化も豪ドルの下落は一時的
(2):ユーロ圏HICPは大きく鈍化
(3):米PCEデフレーターは鈍化
(4):SF、NY連銀総裁発言を受けてドル買い強まる

▼30日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:パウエルFRB議長の講演に注目/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

30日(木)の為替相場

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期間:30日(木)午前7時10分~1日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):中国製造業PMIは悪化も豪ドルの下落は一時的

中国11月製造業PMIは49.4と市場予想(49.8)に反して前月(49.5)から低下。2カ月連続の50.0割れとなった。ただ、中国当局による一段の景気支援策への期待をむしろ強める結果となったため豪ドルの下落は一時的だった。なお、これより前に発表された豪10月住宅建設許可件数は前月比+7.5%と予想(+1.4%)を大幅に上回った。

(2):ユーロ圏HICPは大きく鈍化

ユーロ圏11月消費者物価指数(HICP)・速報値は前年比+2.4%と市場予想(+2.7%)を下回り前月(+2.9%)から大きく鈍化。コアHICPも前年比+3.6%に伸びが鈍化した(予想+3.9%、前回+4.2%)。ユーロは対ドルで下落したが、対円では下値が堅かった。

(3):米PCEデフレーターは鈍化

米10月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)は前年比+3.0%と市場予想(+3.1%)を下回り前月(+3.4%)から鈍化。食品とエネルギーを除いたコアPCEデフレーターも予想通りながら前年比+3.5%へと鈍化した(前回+3.7%)。同時に発表された米新規失業保険申請件数は21.8万件と予想に一致。前週(21.1万件)からやや増加した。

(4):SF、NY連銀総裁発言を受けてドル買い強まる

米サンフランシスコ連銀のデイリー総裁は「利上げが完了したかどうかを考えるのは時期尚早」とした上で「現時点では利下げについて全く考えていない」と述べた。続いて米ニューヨーク連銀総裁のウィリアムズ総裁は「景気抑制的な金融政策はかなりの期間続くと想定」「インフレ圧力が続けば再び利上げの可能性もある」と発言。来年前半の利下げを織り込む形でこのところ低下が続いていた米長期金利が上昇する中、ドル買いが強まった。

30日(木)の株・債券・商品市場

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

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ドル/円の見通し:パウエルFRB議長の講演に注目

昨日のドル/円は米長期金利の上昇を受けて148円台に反発。来年前半の利下げを織り込んだ米債市場の動きは行き過ぎだったとの見方から利回りが上昇する中、ドルに買い戻しが入り148.52円前後まで上伸した。米10月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)は予想をやや下回ったがドルにネガティブな反応は見られなかった。むしろ、サンフランシスコ連銀総裁やニューヨーク連銀総裁が早期の利下げに否定的な見解を示したことでショートカバーの動きが強まったと見られる。
もっとも、こうしたドルの反発が基調的なものなのか、あるいは月末特有の持ち高調整に過ぎないのかは判断が難しい。月替わり初日となる本日の動きに注目したい。米連邦準備制度理事会(FRB)の「次の一手」を巡る市場の見方が揺れ動く中、本日はパウエルFRB議長が講演を行う。早期の利下げに否定的な姿勢を維持するか注目されよう。そのほか、米国景気の先行きを暗示するとされる米11月ISM製造業景況指数の結果にも注目したい。

注目の経済指標:米ISM製造業景況指数

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注目のイベント:パウエルFRB議長講演

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経済指標・イベントの結果について

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経済指標カレンダー

神田 卓也
神田 卓也(かんだ・たくや)
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。

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