外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年12月8日8時40分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼7日(木)の為替相場
(1):予想を下回る 豪貿易黒字額
(2):植田日銀総裁「チャレンジングな状況になる」
(3):日銀のマイナス金利解除に備える動き
(4):独鉱工業生産は予想を下ぶれ
(5):米新規失業保険申請件数は微増
(6):ドル円、クロス円乱高下

▼7日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:雇用統計前は動きにくくなりそう/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

7日(木)の為替相場

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期間:7日(木)午前7時10分~8日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):予想を下回る 豪貿易黒字額

豪10月貿易収支は71.29億豪ドルの黒字となり、黒字額は市場予想(75.00億豪ドル)を下回った。その後に発表された中国11月貿易収支は683.9億ドルの黒字(予想549.0億ドルの黒字)だった。

(2):植田日銀総裁「チャレンジングな状況になる」

植田日銀総裁は参院金融委員会で「様々な不確実性が高い状況の下で、チャレンジングな状況が続いているが、年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」と発言。その後、午後に入り本邦30年債入札が不調に終わったこともあって10年債利回りが0.7%を超えて上昇した。

(3):日銀のマイナス金利解除に備える動き

植田日銀総裁が岸田首相との会談に向けて官邸に入ったと報じられると、早期のマイナス金利解除観測が高まり円が全面的に上昇。翌日物金利と固定金利を交換するOIS(オーバーナイトインデックススワップ)が12月18-19日の日銀金融政策決定会合でのマイナス金利解除(10bp=0.10%ポイントの利上げ)を4割超織り込んだ水準に上昇するなど、金利市場が早期のマイナス金利解除に備える動きを急速に強めた。

(4):独鉱工業生産は予想を下ぶれ

独10月鉱工業生産は前月比-0.4%と市場予想(+0.2%)に反して減少した。

(5):米新規失業保険申請件数は微増

米新規失業保険申請件数は22.0万件と予想通りに前週(21.9万件)から微増。これより前に発表された米11月チャレンジャー人員削減数は4.55万人と前年比-40.8%の大幅減となったが、前月比では+23.5%と増加した。

(6):ドル円、クロス円乱高下

日銀の早期マイナス金利解除観測を背景に円買いが継続する中、ドル/円は143.00円を割り込むとストップロスを巻き込みながら数分間のうちに141.60円前後まで下値を拡大。その後、急速に143円台へ戻すなど荒い値動きとなった。これにつれてクロス円も軒並み乱高下した。

7日(木)の株・債券・商品市場

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

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ドル/円の見通し:雇用統計前は動きにくくなりそう

昨日のドル/円は終値ベースで約2.2%の大幅安となった。日銀が早ければ今月18-19日の金融政策決定会合でマイナス金利を解除するとの観測が広がり円が急伸。一時はロスカットを巻き込んで約3.9%安の141.60円前後まで下値を拡大し、一巡後は144円台に値を戻して取引を終えた。日銀の植田総裁は国会で、金融政策運営について「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」と発言。その後、岸田首相と会談したことも早期政策修正の思惑を高めた。
もっとも、植田総裁が「賃金が物価に波及するかどうかなどを点検していきたい」とも発言したことを踏まえると、再来週にもマイナス金利を解除するとの観測は明らかに行き過ぎだろう。ドル/円も売られ過ぎの反動で相応の戻り余地があると見るが、本日は米11月雇用統計の発表が控えているだけに、発表前は積極的には動きにくくなりそうだ。

注目の経済指標:米雇用統計

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注目のイベント:特になし

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経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

神田 卓也
神田 卓也(かんだ・たくや)
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。

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