福祉用具レンタル・販売事業および、リネンサプライ事業を行う株式会社ヤマシタ(本社:静岡県島田市、代表取締役社長:山下 和洋、以下「ヤマシタ」)は、訪日外国人旅行者向け観光プラットフォームサービスを展開するスタートアップのWAmazing株式会社(代表取締役CEO:加藤 史子、本社:東京都台東区、以下「WAmazing(わめいじんぐ)」)が実施する第三者割当増資(シリーズC累計20.1億円)の一部引き受けにより出資を実施しました。
出資の背景
WAmazingは、①OTA(オンライントラベルエージェント事業)を通じて、旅行者の訪問場所・訪問時期時間の分散化をはかりオーバーツーリズムの予防、②地域観光DX事業を通じて地域のDX支援や労働力・人手不足問題の解消、地域観光資源の高付加価値化に寄与、③訪日マーケティングパートナー事業を通じてインバウンドの消費促進、などに貢献しながらインバウンド消費による地方創生と真の観光立国日本の実現に向けて事業活動を行っています。
また、業績も好調で、OTA事業では、会員数(※)をコロナ禍前2020年1月の32万人から2023年10月には52万人を突破する規模にまで拡大させています。売上高及びOTA取扱高においても、2023年7月期はコロナ禍前の2020年7月期に比べて、それぞれ5.5倍および3.8倍に成長し、市場全体の需要回復を大幅に上回り成長が加速しています。
一方ヤマシタは、1963年の創業以来、ホテル向けのリネンサプライサービス(※2)を提供しており、これまでホテル等一般施設向けの導入実績は約1500施設に達しています。清潔で安心なリネン類の安定供給を通じて、ホテルでの人材不足の解消や本来業務の生産性向上を支え、インバウンド需要を持続的に支えるインフラとしての使命を果たしてきました。そうしたなかで、ホテル向けのリネンサプライに留まらないサービス拡充の提携などにおいて、相互にシナジーがあると考え、同社への出資に至りました。
今後は、ヤマシタの取引先ホテルに対するWAmazingの免税ECサービスの導入提案に加えて、中国におけるヤマシタの福祉用具サービス利用者に対するOTAサービスの紹介など、様々な中長期的な連携の可能性を検討していきます。
(※1)会員数とはWAmazingのサービス利用時に氏名やメールアドレスなどを登録してWAmazing会員になった数を指す
(※2)リネンサプライ事業者が用意したリネン類(シーツやタオルなど)を、契約先(ホテルや病院など)に対して貸し出し、使用済みのリネン類を、定期的に回収し、洗濯仕上げをして納品するサービス
WAmazing株式会社について
WAmazingは、2016年7月創業の訪日外国人旅行者向け観光プラットフォームサービスを展開するスタートアップ企業。 オンライン(WEB、App、WeChat)にて、訪日観光における5大消費(宿泊・観光体験・買い物・交通・飲食)の一元的な旅行予約手配を提供(OTA事業)。国際線定期便就航がある日本国内25空港において無料SIM配布端末を設置し、無料SIMカードを提供し会員を拡大。主なサービス提供地域は台湾、香港、中国に加え、東南アジア諸国、オーストラリア。OTA事業を基点に、地域観光DX事業、訪日マーケティングパートナー事業の3本柱で事業間のシナジー効果により成長が加速していくビジネスモデルを構築し、創業来8期連続で増収・成長中。
(会社概要)
所在地:〒111-0055 東京都台東区三筋1-17-12 長沼ビル201
創業年月:2016年7月
代表者:代表取締役CEO 加藤 史子
事業内容:訪日個人旅行者向け観光プラットフォームサービス
URL:https://corp.wamazing.com/
株式会社ヤマシタについて
1963年の創業以来「正しく生きる、豊かに生きる」を企業理念に掲げ、リネンサプライ、介護用品レンタル・販売の両事業で業界大手のポジションを確立。従業員の仕事のやりがいと顧客の体験価値を相互に高め合う好循環を強みに、2030年に850億円の売上目標を掲げている。DXにも注力しており、既存事業×テクノロジーによってサービス品質と生産性を向上させながら、周辺の事業領域や海外にも進出。業界再編と高付加価値化の実現に挑戦することで非連続な成長を成し遂げ、2050年には売上高1兆円を目指す。
(会社概要)
所在地:本社:静岡県島田市中河 737
東京本部:東京都港区港南二丁目15番3号品川インターシティC棟8階
設立:1963年3月6日
代表者:代表取締役社長 山下和洋
事業内容:福祉用具レンタル・販売、居宅介護支援事業、リネンサプライ事業等
売上高:268.0億円(2023年3月期)
従業員数:2420名(2023年3月末日時点)