事業承継マッチングプラットフォーム「relay」を運営するライトライトは9月21日、プレシリーズAラウンドにおいて総額約1.4億円の資金調達を完了したと発表した。累計調達額は約2.7億円に達したという。

relayは、社名や企業情報が伏せられてきた事業承継のマッチングを“オープンネーム”で行うのが特徴。31の自治体と提携して後継者募集企業をサポートする共同プロジェクト「relay the local」も実施し、これまで約350件の案件を掲載して約50件成約した。オープンネームでの独自の取り組みが評価され、2022年度から2年連続で「経済産業省の地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事業」に採択、2023年4月に経済産業省によるプログラム「J-Startup KYUSHU」に選定されている。

今後も自治体との連携拡充のほか、地域の特性や経営状態を知る商工会議所や金融機関との提携拡大に注力する方針で、そのためにサイト開発とコーディネーターを中心とした採用に投資していくという。

文:M&A Online