外為どっとコム トゥデイ
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主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2024年2月8日8時20分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼7日(水)の為替相場
(1):独鉱工業生産 4カ月連続でマイナス
(2):BOE副総裁 利下げ前に様子見示唆
(3):クーグラー理事理事 就任後初の講演

▼7日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:日銀副総裁の発言に注目/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

7日(水)の為替相場

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期間:7日(水)午前7時10分~8日(木)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):独鉱工業生産 4カ月連続でマイナス

独12月鉱工業生産は前月比-1.6%と市場予想(-0.5%)を下回り、4カ月連続でマイナスとなった。

(2):BOE副総裁 利下げ前に様子見示唆

英中銀(BOE)のブリーデン副総裁は「さらなる利上げが必要となる懸念が和らいできた」「英経済が予測通りに進展していると確信するにはさらなる証拠が必要」と述べて利下げを支持する前にしばらく様子を見る考えを示した。その上で、「私や、多くのメンバーの注目は、どれだけ長く金利を現水準で維持する必要があるかを考えることに移っている」と語った。

(3):クーグラー理事 就任後初の講演

米連邦準備制度理事会(FRB)のクーグラー理事は、就任後初の講演を行い「インフレと労働市場の継続的な鈍化により、ある時点で利下げが適切になる可能性がある」と発言。一方で「ディスインフレの進展が失速した場合、FRBの2つの責務を確実に進めるために、誘導目標レンジをより長期にわたって現行水準に維持することが適切になるかもしれない」とした。「インフレに関する進展は喜ばしく、その流れが続くことに楽観的だが、こうした進展の継続を確認するため経済データを注意深く見極めていく」と述べた。

7日(水)の株・債券・商品市場

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

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ドル/円の見通し:日銀副総裁の発言に注目

昨日のドル/円は、米長期金利が前日の低下を埋めて持ち直す中、148.26円前後まで上昇した。NY市場に入り一時147.60円台へと小緩む場面もあったが、一部の米地銀を巡る経営不安の影響は限定的で、株高と金利上昇を背景に148円台を回復した。
本日は、日銀の内田副総裁の講演と記者会見に市場の関心が集まりそうだ。先月末に公開された12月の日銀金融政策決定会合における主な意見でマイナス金利の解除に前向きな主張が目立ったことから、市場では日銀が早ければ次回会合(3月18-19日)で解除に踏み切るとの観測が浮上。内田副総裁も解除に前向きなメンバーの一人と目されており、一部の市場参加者はタカ派的な発言を期待している模様だ。なお、副総裁は10時半から奈良で講演を行い、14時半から記者会見に臨む予定。特に後半の記者会見には注目が集まると見られ、円相場にも影響が及びそうだ。

注目の経済指標:米新規失業保険申請件数

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注目のイベント:内田日銀副総裁発言

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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

神田 卓也
神田 卓也(かんだ・たくや)
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。

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