人民元見通し
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

総括

FX「内外情勢は不透明なるも人民元円は安定、全人代が来週開幕」人民元見通し

(通貨4位、株価11位)

予想レンジ 人民元/円20.6-21.1

(ポイント)
*3月1日には2月製造業・非製造業PMI、財新製造業PMIが発表される
*3月5日から全人代
*人民元円はドルに連れて安定推移
*株価は回復傾向、10年国債は利回り低下
*米中対立は続いている
*米国はメキシコ経由の中国車の流入を避けようとしている
*住宅ローン基準金利0.25%下げ、予想より大幅引き下げ
*中国への直接投資 前年から80%以上減少
*デフレ圧力強い。1月CPI、PPIから
*米国の輸入、中国が15年ぶり首位陥落
*中国、米関税や投資制限に懸念表明
*米国が対露協力を理由に中国企業への制裁を検討
*格付見通しをネガティブにしているムーディーズの動きも気になる
*トランプ氏は対中関税を60%以上にすると発言

(人民元は安定推移)
 景気減速、米中対立などの不安はあるが、人民元は安定推移している。年初来で12通貨中4位、対円で5.56%高。ドル主軸の通貨バスケット制をとっているが、そのドルが今年は最強なので、人民元も連れ高となっている。
 10年国債利回りは2.42%で年初の2.59%から緩やかに低下している。

(株価対策は、少し効果が出ている)
 中国株は昨日2月28日は、不動産大手の碧桂園控股(カントリー・ガーデン・ホールディングス)に対し債権者が清算を申し立てたことで、投資家心理を圧迫し下落した。
 ただ一連の株価対策も効果があって、2月2日には、上海総合指数も、香港ハンセン日数も年初来8%安であったが、昨日終値は上海総合指数が年初来0.57%安、香港ハンセン指数が2.99%安と下げ幅を縮小している。

(今後の注目指標と全人代)
3月1日には2月製造業・非製造業PMI、財新製造業PMIが発表される。2月貿易収支、外貨準備高は3月7日に、2月消費者・生産者物価は3月8日に発表される。
3月5日には日本の国会に相当する第14期全国人民代表大会(全人代)第2回会議が開幕する。2024年の政府成長率目標は、2023年と同じ5%前後になる可能性が高い。

(米国は、中露への個人データ移転制限へ) 
 バイデン米政権は、米国人の個人情報を保護するため、中国やロシアなどへのデータ移転を制限する大統領令を発表した。国家安全保障上の懸念に対応する。
データブローカーなどが個人の位置情報、生体情報、健康情報、財務情報などを「懸念国」に大量に移転することを制限する。
政府職員のデータについては懸念国へのデータ移転を一切禁止する。中国、ロシアのほか、イラン、北朝鮮、キューバ、ベネズエラなどが対象。

(一方、中国は国家機密保護法を改正)
 中国全国人民代表大会(全人代)常務委員会で改正された国家機密保護法は、制限される機密情報の範囲を「業務上の秘密」にまで広げた。
国家機密は現在、中国共産党と政府の意思決定から軍事・外交活動、経済発展、科学技術に至るまで幅広い分野に及んでいる。
改正法では「国家機密ではないが、漏えいすれば一定の悪影響を及ぼす」情報を保護するよう政府機関や業務部門に義務付けている。業務上の秘密の具体的な管理に関する規則は別途発表される予定だが、時期は明らかにしていない。

テクニカル分析(人民元/円)

ボリバン上位で横ばい

日足、 ボリバン上位で横ばい。2月15日-27日の上昇ラインがサポート。2月26日-28日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き、20日線上向き。
 週足、ボリバン2σ下限から反発。2月5日週-12日週の上昇ラインがサポート。11月27日週-2月19日週の下降ラインが上値抵抗。2σ上限も上値抵抗。5週線、20週線上向き。
 月足、1月は大陽線で12月の大陰線を取り戻す。2月は年初来高値更新中。11月-1月の下降ラインを上抜く。ボリバン2σ上限へ。7月-1月の上昇ラインがサポート。
 年足、4年連続陽線。ただ23年は22年の高値を上抜けず。22年-23年の上昇ラインがサポート。

人民元見通し
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チーファンラマ

米政府、メキシコからの中国車輸入を阻止すべき

米国の自動車業界団体である米自動車工業会(AAM)は、米政府は低コストの中国の自動車・部品のメキシコからの輸入を阻止すべきだと訴え、これは米国メーカーの存続を脅かす恐れがある問題だと警鐘を鳴らした。
AAMは「低価格の中国の自動車が入ってくれば、最終的には米自動車セクターが消滅するほどの事態となる可能性がある」と指摘。中国に本社を置く企業がメキシコで生産した自動車と部品が、USMCAの恩恵を享受できないように、米国は取り組まなければならないと主張した。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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