ホームセンターの成長にM&Aが一役

ホームセンター業界は、コロナ禍需要の減少や原材料費、物流費、光熱費、人件費などの上昇の影響を受け、先行き不透明な経営環境下にあるものの、コロナ禍前の状況に近付きつつある。

DCMはホームセンター中堅のケーヨーの子会社化によって、2024年2月期の当期利益が過去最高を更新する見込みで、業界最大手のカインズも2022年に、DIYを中心に家具、日用品、生活雑貨などを取り扱う東急ハンズ(当時の売上高は631億円)を子会社化し、規模を拡大した。

コロナ禍の影響が薄らぎ日常が戻ってくる中、ホームセンターの今後の成長にM&Aが果たす役割は小さくなさそうだ。

文:M&A Online