売上高は一気に2倍に

オイシックスは2016年に有機・無農薬食材宅配の「大地を守る会」を、2018年にNTTドコモ傘下の会員制食品宅配の「らでぃっしゅぼーや」の買収を決め、現在の「Oisix」「大地を守る会」「らでぃっしゅぼーや」の3本柱の体制を築いた。

その後2019年にはビーガン食料理キット宅配サービスの米Three Limesを、2021年には水産品卸のセブンワークを子会社化するなどして業容を拡大してきた。

オイシックス・ラ・大地の主なM&A
(画像=「M&A Online」より引用)

今回のシダックスとノンピの子会社化によって、業容は一段と拡大することになる。オイシックスの2024年3月期の売上高は1265億円(前年度比9.8%増)、営業利益は60億円(同79.3%増)の増収増益見込み。

これにシダックスの2024年3月期予想と、ノンピの2023年2月期の数字をそのまま加えて2025年3月期の業績を試算してみると、売上高は一気に2倍に、営業利益(ノンピは不明)は1.73倍になる。

事業規模の拡大に伴って、M&Aを進めるためのアクセルは一段と踏み込みやすくなりそうだ。

M&A Online
(画像=2024/3は予想、2025/3は試算、「M&A Online」より引用)

文:M&A Online