人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:神経質な値動きが続きそう
5日のドル/円は米国の雇用情勢が堅調を維持したことで上昇。米3月雇用統計では非農業部門雇用者数の増加幅が予想に反して拡大した。ただ、ドル/円の上値は151.75円前後までにとどまり、節目の152.00円にはまたしても届かなかった。イスラエルとイランを巡る地政学リスクや日本政府・日銀による円買い介入への警戒感が上値を抑えたと見られる。米CNNは7日、「イランが今週中に中東でイスラエルあるいは米国の権益を狙った『相当な規模』の攻撃を仕掛けるとの判断を強めた米国が高度な警戒態勢に入り、対応措置の準備を急いでいる」と報じた。円買い介入については5日、鈴木財務相に続き岸田首相も「為替の行き過ぎた動きに『あらゆる手段』を排除せずに対応する」と述べて円安をけん制した。なお、米国の利下げを巡り市場の次の関心は10日に発表される米3月消費者物価指数(CPI)に向かっている。ドル/円は本日も「近くて遠い」152円を前に神経質な値動きが続きそうだ。
注目の経済指標:特になし
注目のイベント:シカゴ連銀総裁発言
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1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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