人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:目が離せない相場展開
昨日のドル/円は151円台後半での動きとなった。終値は約0.1%安の151.76円前後。
日銀が今月の金融政策決定会合で「今年度の物価見通しの上方修正を議論する公算が大きい」と伝わったことで円買い・ドル売りが優勢となり、一時151.57円前後まで下落した。ただ、翌日に米3月CPIを控えていることもあり、下げ幅は限定的だった。
本日は米3月消費者物価指数(CPI)が発表される。市場は前年比で伸びが加速すると予想している。米3月CPIの結果が米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ開始時期や年内の利下げ回数に影響を及ぼす可能性があり、結果次第でドル/円は34年振りの152円台を試す動きとなりそうだ。
仮に心理的節目でもある152.00円を上抜ければストップロスを巻き込んで上げ足を速めることも考えられる。一方で、上昇のスピードが早ければ日本政府・日銀による円買い介入の可能性が高まるだけに、本日も目が離せない相場展開となりそうだ。
注目の経済指標:米CPI
注目のイベント:米10年債入札
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1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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