御堂筋線は大阪市の主要駅を網羅
Osaka Metro御堂筋線(以下、御堂筋線)は、大阪市を南北に走り、新幹線が通る新大阪や全国でも有数のターミナル駅・梅田、繁華街・なんばなどを結ぶ重要路線。大阪市内のどのエリアにもアクセスが良く、沿線の駅も大型商業施設や繁華街などが多いため、利便性が高いのも魅力です。
大阪市の大規模再開発
大阪市の開発は「キタ」が中心となっていますが、新たに「ニシ」とも呼ばれるエリア開発にも注目が集まっています。日本のみならず世界からも注目される街として今後も発展が期待されている大阪。ここでは「キタ」と「ミナミ」の再開発の概要をご紹介します。
キタの開発
大阪市の再開発で規模が大きいのは、2002年に始動した「うめきたプロジェクト」です。場所はJR大阪駅の北に位置する約24haで、先行開発区域(約7ha)は2013年に「グランフロント大阪」として開業しました。現在、うめきた2期プロジェクト「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」が進められています(約17ha)。
ミナミの開発
ミナミの再開発は、2003年開業の「なんばパークス」や2014年開業の「あべのハルカス」など、キタの再開発よりも先に行われました。
2020年11月には「大丸心斎橋店 北館」の全面リノベーションで、「心斎橋パルコ」が9年ぶりに再開しており、開発状況はキタと比べると落ち着いています。
御堂筋線の乗降者数
御堂筋線の利用者数は梅田駅で412,340人、なんば駅では328,003人と、日々多くの人に利用されています。沿線にはビジネス街も多いため、通勤の需要があることがうかがえます。
参照:路線別駅別乗降人員(2023年11月7日 交通調査日)|Osaka Metro
参照:各駅の乗車人員 2022年度 ベスト100|企業サイト:JR東日本
御堂筋線(新大阪、本町、なんば、天王寺)の基本情報
人口推移
御堂筋線沿線の人口は2012年から2021年(3月時点)にかけ、いずれの駅(新大阪、本町、天王寺、なんば)でも人口が増加しています。沿線では再開発が進められている駅もあるため、今後も引き続き安定した賃貸需要が見込めるでしょう。
御堂筋線のまちの様子※2021年6月時点
駅周辺のまち並み
- 新大阪(梅田まで約6分)
- 本町(梅田まで約4分)
- なんば(梅田まで約8分)
- 天王寺(梅田まで約16分)
新大阪(梅田まで約6分)
大阪の中心・梅田まで約6分と、中心地にほど近い新大阪。地下鉄やJRはもちろん、新幹線も通る、まさにビッグターミナルです。
利用可能路線は、Osaka Metro御堂筋線に加え、東海道新幹線・山陽新幹線、JR東海道本線・おおさか東線と5路線あります。新幹線も通ることから、出張の多いビジネスマンには住むのに嬉しいエリアです。
駅周辺はビジネス街で、少し歩くと落ち着いた住宅エリアになります。駅構内の飲食店が充実していることから、周辺の居住者も日常的に利用しています。
スーパーはもちろん、大型の専門店があるのも嬉しいポイント。生活に必要なものはすべて新大阪エリアで揃えられるでしょう。
本町(梅田まで約4分)
本町は梅田となんば(難波)まで2駅と、アクセスに優れた場所です。また、Osaka Metro御堂筋線の本町駅以外にも、Osaka Metro中央線・四つ橋線の本町駅、Osaka Metro堺筋線・中央線の堺筋本町駅と4路線2駅も使えるのも魅力。
本町は大阪の中でも有数のビジネス街。日中はビジネスマンがいるので賑やかですが、夜はとても静かです。
ビジネス街らしくカフェやコンビニが多いのは特徴の一つ。このほかにスーパーやドラッグストアもあり、普段の買い物に困ることはないでしょう。
駅の北側にはビジネス街の憩いの場として愛されている都市公園「靱(うつぼ)公園」。公園の中央を南北に通る幹線道路「なにわ筋」によって東園と西園に分けられています。
市内でも歴史にあるバラ園や四季の移ろいを感じられるケヤキ並木、国際大会にも利用可能な靱テニスセンターがあります。また、園内には作家・梶井基次郎の文学碑があり、「檸檬」の一節が刻まれています。
なんば(梅田まで約8分)
ミナミの中心地で巨大ターミナル駅のなんば。グリコサインで有名な「道頓堀」や吉本興業が運営する劇場「なんばグランド花月」、多数の商業施設を有する繁華街です。
利用可能路線は、Osaka Metro御堂筋線のなんば駅に加え、OsakaMetro四つ橋線・千日前線のなんば駅、JR関西本線の難波駅、近鉄難波線・阪神なんば線の大阪難波駅、南海本線の南海なんば駅と合計7路線あります。これだけの路線を使えるのはなんばだけの魅力です。
大阪の風景として馴染み深い「グリコサイン」。このサインは2014年10月23日にリニューアルし、現在は6代目とのこと。
なんば魅力はなんといっても商業施設が充実している点です。「買い物といえばなんば(難波)」という方も多いでしょう。
商店街があるため日常品の買い物に困ることはありません。飲食店も多く、深夜まで営業しているお店もあるため、仕事終わりに夜ご飯を食べることも可能です。
天王寺(梅田まで約16分)
再開発が進み、近年では「あべのハルカス」が誕生、2022年4月には「星野リゾート」による新ホテルが開業した天王寺。新世界や通天閣、天王寺動物園といった古き良き魅力と再開発による新しい魅力が融合した街です。
利用可能路線は、OsakaMetro御堂筋線のなんば駅に加え、谷町線のなんば駅、JR大阪環状線・関西本線・阪和線の難波駅と5路線あります。交通の便の良さは非常に魅力的です。
天王寺公園の園内には、エントランスエリア「てんしば」や天王寺動物園、植物温室、大阪市立美術館などを擁しています。なかでもてんしばには約7,000㎡の広い芝生やカフェ、レストランがあり、陽気のいい季節はピクニックが楽しめるでしょう。
天王寺駅周辺には再開発を機に、あべのハルカスをはじめとした大型商業施設が充実しています。また、再開発によって駅周辺には新しい建物が増え、以前のイメージとは大きく変わっているのも特徴です。
最重要路線・御堂筋線が人気の理由
御堂筋線が人気の理由は、ビジネスと遊びに欠かせない駅を網羅している点、そして今回ご紹介した駅を中心に魅力的な商業施設やレジャースポットがある点といえるでしょう。今後も人気が高まり続け、安定的な賃貸需要が予想される路線です。
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