米国シリコンバレーのベンチャーキャピタルであるペガサス・テック・ベンチャーズ(日本法人は東京都品川区)が主催するピッチコンテスト(事業計画の短いプレゼンテーション)「スタートアップワールドカップ2024」の京都予選の登壇企業が決まった。
AI(人工知能)を活用したSNS(インターネット上でネットワーク構築を可能にするサービス)解析サービスを提供するAIQ(東京都文京区)や、再生プラスチック「Repla」を開発したesa(東京都港区)などがそれで、応募のあった125社を超えるスタートアップの中から書類選考で11社に絞り込んだ。
スタートアップワールドカップ2024は京都のほかに東京と九州の合計3カ所で予選が行われ、それぞれの予選優勝社が2024年10月に米国で開催される世界大会に出場する。
世界大会には75以上の国や地域の予選を勝ち抜いたスタートアップが出場し、優勝企業には約1億50000万円の投資賞金が授与される。京都から世界一を獲得するスタートアップは生まれるだろうか。
会場とオンラインを合わせ約1500人が視聴
京都予選はペガサス・テック・ベンチャーズと京都大学経営管理大学院(京都市)が共催し、2024年5月21日に京都大学百周年記念ホール(京都市)で開催する。2023年に初開催し、今年が2回目となる。当日は会場とオンラインを合わせ約1500人が観戦する見込みだ。
また今回も前回に引き続き、日本予選特別賞として遊技機やゲームを手がけるセガサミーホールディングス<6460>と、通販のジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)が、それぞれ1社に5000万円ずつを投資する。
スタートアップワールドカップは、2017年に第1回目が開催され今回が6回目。2023年は東京と京都の2カ所で予選を行っており、2024年はこれに九州が加わり3カ所での予選となる。
東京予選は2024年7月19日にグランドハイアット東京(東京都港区)で、九州予選は2024年8月27日に熊本城ホール(熊本市)で、それぞれ開催される予定。現在、両予選とも登壇するスタートアップを募集している。
ペガサス・テック・ベンチャーズは世界40社以上の大手企業からLP(有限責任組合員)出資を受け入れており、これまでに米国、日本、東南アジアを中心に250社以上のスタートアップに投資している。