人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:158円台に乗せる可能性
昨日のドル/円はおよそ1カ月ぶりに157円台後半へと続伸。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げが後ずれするとの観測が根強く157.71円前後へ上値を伸ばして今月1日以来の高値を付けた。東京市場では本邦長期金利が12年ぶりの水準に上昇する中、157円台を割り込む場面もあったが、海外市場では米長期金利が上昇したことで日米金利差はむしろ拡大した。
なお、1日は政府・日銀が157.50円付近で円買い介入を発動したと見られており、この水準を昨日の海外市場で上抜けた格好だ。円買い介入再発動への警戒感がくすぶるものの、足元のドル高・円安は1日数十銭前後の緩やかなペースで進んでいることから、海外勢の間では再発動へのハードルは高いとの見方が少なくないようだ。
本日も本邦長期金利は日銀の正常化観測も相まって上昇が予想されるが、円相場への影響は限定的だろう。引き続き、海外市場を中心に米長期金利の動向が注目される。米長期金利の上昇が続けば、ドル/円は34年ぶり高値を付けた4月29日以来となる158円台に乗せる可能性が高まりそうだ。
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注目のイベント:NY連銀総裁発言
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1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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