主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2024年6月6日8時20分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼5日(水)の為替相場
(1):豪GDPは減速
(2):ADP全国雇用者数 予想を下回る
(3):ISM非製造業景況指数は9カ月ぶり水準
(4):S&P ナスダック史上最高値を更新
▼5日(水)の株・債券・商品市場
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5日(水)の為替相場
期間:5日(水)午前6時10分~6日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):豪GDPは減速
豪1-3月期国内総生産(GDP)は前期比+0.1%と市場予想(+0.2%)を下回り10-12月期(+0.3%)から減速。前年比でも+1.1%と市場予想(+1.2%)および10-12月期(+1.6%)を下回る伸びにとどまった。
(2):ADP全国雇用者数 予想を下回る
米5月ADP全国雇用者数は15.2万人増と市場予想(17.5万人増)を下回った。
(3):ISM非製造業景況指数は9カ月ぶり水準
米5月ISM非製造業景況指数は53.8と2023年8月以来、9カ月ぶりの水準に上昇した。構成指数では新規受注と雇用が前月から上昇した一方、仕入価格は低下した。
(4):S&P ナスダック史上最高値を更新
米国株主要3指数のうち、S&P500とNASDAQが終値で史上最高値を更新。半導体大手エヌビディアの時価総額は3兆ドルを超えた。カナダ中銀の利下げを受けて米長期金利が低下したことを好感した模様。なお、米金利先物は連邦準備制度理事会(FRB)による9月利下げを7割近く織り込んだ。
5日(水)の株・債券・商品市場
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