人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:強含みで推移
昨日のドル/円は158円台後半へと続伸。米長期金利の上昇を背景に日米金利差拡大を意識したドル買い・円売りが強まると158.94円前後まで上昇した。米財務省が日本を為替操作に関する「監視リスト」の対象に指定したことも円売りを誘った模様だ。折りしもドル/円は、日本政府・日銀が円買い介入を発動したと見られる4月29日以来の水準で推移している。米国の「監視リスト」に指定されたことで介入の再発動が難しくなったとの見方が広がれば、一段の円安が進む可能性があろう。もっとも、米財務省による為替操作国認定の主な基準は対米貿易黒字国による通貨安誘導(ドル買い介入)であり、日本のドル売り・円買い介入が「監視リスト」入りに直接的に影響した可能性は低い。効果のほどはともかく、本邦財務省筋は介入を仄めかす発言を今後も続ける公算が大きい。ドル/円は4月29日に付けた160.20円台の34年ぶり高値を視野に強含みで推移すると見るが、介入を巡る警戒ムードもくすぶり続けると見られることから、159円台に乗せれば上昇のピッチは鈍りそうだ。
注目の経済指標:欧英米PMI
注目のイベント:SF連銀総裁発言
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1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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