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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)
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ドル/円の見通し:急ピッチでドル高・円安が進む公算は小さい
昨日のドル/円は38年ぶりの高値を再び更新。トランプ氏が米大統領に返り咲けば、減税や移民排斥、関税強化などでインフレが高進するとの見方から米長期金利が上昇する中、1986年12月以来の高値となる161.73円前後までドル買い・円売りが進んだ。トランプ氏については、2020年の大統領選の結果を覆そうとしたとして起訴された刑事事件を巡り、連邦最高裁はトランプ氏の「免責特権」を部分的に認める決定を下した。これにより、11月の大統領選より前に公判が開かれないことがほぼ確実となった。市場はトランプ氏の大統領返り咲きを念頭に置きつつ、ドルの先高観を強めている模様だ。もっとも、昨日発表された米6月ISM製造業景況指数が3カ月連続で低下するなど、これまで好調を維持してきた米国経済に息切れ感が出ているのも事実だろう。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを巡り、今週5日に発表される米6月雇用統計にはより大きな注目が集まりそうだ。
なお、本日は米5月JOLT求人件数の発表が予定されており、約3年ぶりの低水準だった前月からさらに10万件前後減少すると見られている。ドル/円は上値試しの時間帯が続いており、162円台乗せも視野に入ってきたが、米経済の先行きに不透明感が生じているほか、日本政府・日銀による円買い介入への警戒感がくすぶっていることから、急ピッチでドル高・円安が進む公算は小さいだろう。
注目の経済指標:米JOLT求人件数
注目のイベント:FRB議長、ECB総裁発言
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1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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