人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:方向感が定まりにくい
昨日のドル/円は一時156円台前半へと下落。アジア株がほぼ全面安の展開となる中でキャリー取引の巻き戻しと見られる円買いが強まると156.28円前後まで下げ足を速めた。ただ、欧米市場では株安が一服したことや、米長期金利が小幅ながらも上昇したことを支えに157円台を回復。前日比0.3%安の157.07円前後で取引を終えた。
なお、バイデン米大統領の大統領選撤退については既定路線との見方が多く、各金融市場の反応も比較的穏やかだった。ただし、選挙戦は必ずしもトランプ氏有利とはいえなくなったとの見方も出ており、先行きに不透明感がくすぶっている。そのほか、来週の日銀金融政策決定会合を前に、自民党の茂木幹事長が利上げの必要性に言及した一方、一部の日銀当局者は今回については利上げ見送りが妥当と考えているとの報道もあった。様々な方面に不透明要素が散見される中、ドル/円は方向感が定まりにくいと見られ、本日も157.00円を挟んだ不安定な値動きが続きそうだ。
注目の経済指標:米リッチモンド連銀製造業指数
注目のイベント:ECB専務理事発言
※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。