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主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2024年7月24日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼23日(火)の為替相場
(1):上海株が下げ幅拡大
(2):米中古住宅販売 4カ月連続減少
▼23日(火)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:155.30円台がサポートとして機能するか/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
23日(火)の為替相場
期間:23日(火)午前6時10分~24日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):上海株が下げ幅拡大
中国人民銀行(PBOC)の前日の利下げにもかかわらず上海株は軟調推移が続き、下げ幅を拡大。円キャリー取引の手仕舞いと見られる豪ドル売り・円買いが優勢となった。
(2):米中古住宅販売 4カ月連続減少
米6月中古住宅販売件数は年率換算389万件と市場予想(398万件)を下回り、4カ月連続で減少した。
23日(火)の株・債券・商品市場
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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)
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人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:155.30円台がサポートとして機能するか
昨日のドル/円は155円台へと続落。円キャリー取引の解消と見られるドル売り・円買いが断続的に観測された。前日に伝わった茂木自民党幹事長の発言などから、日銀が翌週の決定会合で利上げに踏み切るとの思惑がくすぶっているようだ。NY市場終盤には155.50円台まで下落して先週18日に付けた月初来安値の155.36円前後に迫った。155.30円台には100日移動平均線も通っている。この水準がサポートとして機能するかが本日の見どころとなりそうだ。仮に下抜ければ、心理的節目の155.00円の攻防に焦点が移ることになるだろう。材料面では仏・独・ユーロ圏・英・米の7月購買担当者景気指数(PMI)が注目される。PMIは各国・地域で同日に発表され景況感の比較が容易となるため、為替レートの変動につながりやすい。そのほか、カナダ中銀(BOC)の金融政策発表にも注目したい。BOCは6月に続いて25bp(0.25%ポイント)の追加利下げに動くと予想されている。同時に発表する声明がハト派と受け止められれば、米長期金利の押し下げにもつながる可能性があることから、間接的にドル/円に影響が及ぶことも考えられる。