人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:米経済指標の結果とドルの反応に注目
昨日のドル/円は153円台へと大幅続落。日銀の利上げ観測と世界的な株安を背景に円売りポジションを手仕舞う動きが活発化した。終値は前日比1.7円前後ドル安・円高の153.95円前後で、NY市場では153.11円前後まで下落する場面もあった。
日銀については、6月の国会答弁で植田総裁が「7月の利上げも十分あり得る」と述べたが、当時の市場は米連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げ後ずれ観測などでドルが強含んでいたため、全く材料視されなかった。対照的に、足元ではドルが軟調に推移しているため、日銀の利上げ観測が材料視されやすい地合いとなっている。ドル/円相場が日銀の利上げを意識するかしないかはドルの強さ次第と言えそうで、つまりはドル/円相場の主役がドルであることを物語っている。本日は、米4-6月期国内総生産(GDP)・速報値や米新規失業保険申請件数の結果とドルの反応に注目したい。
注目の経済指標:米GDP
注目のイベント:ECB総裁発言
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1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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