人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:荒っぽく上下に振れる展開に警戒
昨日のドル/円は一時3円あまり上昇。値動きの荒い展開が継続した。日銀の内田副総裁が「金融資本市場が不安定な状況で利上げをすることはない」などと発言したことを受けて144円台から急伸。日本株も大幅に反発する中で一時は147.91円前後まで上値を伸ばした。その後の海外市場ではいくぶん落ち着き、147円台では戻り売りに押されて伸び悩んだ一方、146円台では買い戻しで下げ渋るなど、一進一退の動きとなった。終値は前日比2.3円前後ドル高・円安の146.75円付近。市場は徐々に落ち着きを取り戻しつつあるものの、ドル/円は依然として荒っぽく上下に振れる展開に警戒が必要だろう。引き続き、乱高下の展開が続く日本株の動きに注目だ。そのほか、日銀は追加利上げを決めた7月30-31日の金融政策決定会合の「主な意見」を公表する。昨日の内田副総裁の発言で新鮮味を欠く内容になりそうではあるが、市場の関心が日銀の動向に向かっているだけに注目したい。また、米国景気の先行きに不透明感が広がる中、NY市場で発表される前週分の米新規失業保険申請件数にも注目が集まりそうだ。ドル/円は本日も大ぶりなレンジの中で上下しながら落ち着きどころを探る展開になるだろう。
注目の経済指標:米新規失業保険申請件数
注目のイベント:RBA総裁発言
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1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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