主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2024年8月28日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼27日(火)の為替相場
(1):独GDPは速報値から修正なし
(2):米消費者信頼感指数 半年ぶり水準に上昇
(3):米2年債入札は好調
(4):ポンドが対米ドルで約2年半ぶりの水準
▼27日(火)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:上値の重い展開が続きそう/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
27日(火)の為替相場
期間:27日(火)午前6時10分~28日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):独GDPは速報値から修正なし
独4-6月期国内総生産(GDP)・改定値は前期比-0.1%と速報値から修正なしだった。1-3月期の+0.2%から再びマイナスに落ち込んだ。
(2):米消費者信頼感指数 半年ぶり水準に上昇
米8月消費者信頼感指数は103.3と市場予想(100.8)を上回り、2月以来半年ぶりの水準に上昇した。景気やインフレに対する消費者の見方は改善したが、雇用が「十分にある」と回答した割合が6カ月連続で低下しており、労働市場に対する楽観は弱まった。
(3):米2年債入札は好調
利下げを控えて需要が懸念されていた米2年債入札が比較的好調に消化されたことで利回りが低下するとドル/円は144円台を割り込んだ。
(4):ポンドが対米ドルで約2年半ぶりの水準
米連邦準備制度理事会(FRB)の9月利下げが確実視される中、ドルが全般的に軟化。一方、英中銀(BOE)は9月の利下げを見送るとの見方が優勢のため、ポンド/ドルは2022年3月以来の水準に上昇した。ポンド/円は、ポンド/ドルの上昇とドル/円の下落に挟まれて動きが鈍った。
27日(火)の株・債券・商品市場
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