人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:142円台に差し込む可能性も
昨日のドル円は143円台へと続落。日本株の大幅安を背景に145円台を割り込み、米7月JOLTS求人件数の減少を受けて144円台も割り込むと、一時143.71円前後まで下値を拡大した。なお、市場は明日の米8月雇用統計を前に9月の利下げ幅が50bp(0.50%ポイント)になるとの見方を再び強めており、米金利先物の織り込みは25bp(0.25%ポイント)と50bpでほぼ半々となった。本日のNY市場では、米8月チャレンジャー人員削減数、米8月ADP全国雇用者数、米4-6月期単位労働コスト(人件費)・改定値、米新規失業保険申請件数と、複数の雇用関連の経済指標が発表される。ドル/円はこれらに一喜一憂する展開となりそうだ。仮に8月26日の安値143.44円前後を下抜ければ、一気に142円台に差し込む可能性もあろう。もっとも、米国の利下げを巡る最大の焦点は明日の8月雇用統計となるだけに、一連の雇用指標の消化後は様子見ムードが広がりそうだ。
注目の経済指標:ADP全国雇用者数
注目のイベント:日銀審議委員発言
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1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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