外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2024年9月10日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼9日(月)の為替相場
(1):本邦GDP下方修正
(2):中国CPIは予想を下回る
(3):米インフレ調査はやや上昇

▼9日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:米CPI控え株価動向を眺めた動き/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

9日(月)の為替相場

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期間:9日(月)午前7時00分~10日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):本邦GDP下方修正

日本4-6月期国内総生産(GDP)・改定値は前期比年率+2.9%と速報値の+3.1%から下方修正。個人消費と設備投資がやや下振れした。日本7月経常収支は3兆1930億円の黒字となり、黒字額は市場予想(2兆4980億円)を大幅に上回った。円安の影響などで投資収益が増え、第一次所得収支が統計開始以来最大の黒字となる4兆4410億円に膨らんだ。

(2):中国CPIは予想を下回る

中国8月消費者物価指数(CPI)は前年比+0.6%、同生産者物価指数(PPI)は前年比-1.8%と、いずれも市場予想(+0.7%、-1.5%)を下回った。

(3):米インフレ調査はやや上昇

NY連銀の調査による8月の消費者期待インフレ率は1年先が3.00%と前月(2.97%)からほぼ横ばいだった一方、3年先は2.54%と前月(2.33%)からやや上昇した。

9日(月)の株・債券・商品市場

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

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ドル/円の見通し:米CPI控え株価動向を眺めた動き

昨日のドル/円は、前週末に発表された米8月雇用統計を受けて下落したドルに買い戻しが入ったことで、一時143.79円前後まで上昇。その後、米10年債利回りが低下に転じたことで142円台半ばまで押し戻される場面もあったが、終値ベースでは約0.6%高の143.15円前後で5営業日ぶりの陽線引けとなった。米8月雇用統計は9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅が25bp(0.25%ポイント)なのか50bpなのかを完全に織り込める内容ではなかった。そのため、市場の注目は明日11日に発表される米8月消費者物価指数に向いており、本日は主要国の株価動向を眺めた動きとなりそうだ。短期的には米雇用統計後の141.76円前後~144.05円前後が上下の目途として意識されるだろう。