外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2024年9月20日8時40分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼19日(木)の為替相場
(1):豪雇用統計は雇用者数が予想を上回る
(2):BOE追加利下げに慎重な姿勢を示す
(3):米労働関連指標に敏感に反応

▼19日(木)の株・債券・商品市場

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19日(木)の為替相場

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期間:19日(木)午前6時10分~20日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪雇用統計は雇用者数が予想を上回る

豪8月雇用統計は、新規雇用者数が4.75万人増と市場予想(2.60万人増)を上回り、失業率は4.2%と予想通りに前月から横ばいだった。労働参加率も67.1%と予想通りで、過去最高だった前月から横ばいとなった。

(2):BOE追加利下げに慎重な姿勢を示す

英中銀(BOE)は大方の予想通りに政策金利を5.00%に据え置いた。声明で「インフレ圧力の低下により、今後数カ月で段階的な利下げが可能」としつつ、「インフレが低水準を維持することがきわめて重要で、早期や過度の利下げにならないよう注意する必要がある」との見解を示した。議事録では金利据え置きの決定が8対1の賛成多数だったことが明らかとなった。BOEはまた、10月以降の1年間の量的引き締め(QT)について、これまでと同様に年間1000億ポンドのペースでバランスシートを縮小することを9対0で決めた。ポンドはBOEが追加利下げに対して慎重な姿勢を示したとの見方から上昇した。

(3):米労働関連指標に敏感に反応

米新規失業保険申請件数は21.9万件と市場予想(23.0万件)を下回り、前週(23.1万件)から減少した。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、「雇用の最大化を支える」として50bp(0.50%ポイント)の大幅利下げに踏み切った直後とあって市場は敏感に反応。米長期金利が上昇する中で一時ドル買いが強まった。

19日(木)の株・債券・商品市場

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