人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:一段の上昇余地あり
昨日のドル/円は終値ベースで2.0%上昇し146円台を回復。石破首相が植田日銀総裁との会談後に「個人的には、追加利上げをするような環境にあるとは考えていない」などと述べたことで円売りが強まった。またこの日発表された米9月ADP全国雇用者数が市場予想を上回り、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での50bp(0.50%ポイント)利下げ観測が後退したことでドルが買われた。
FOMCの追加利下げの幅を巡り、市場の関心は米国の雇用情勢に向いている。本日は米新規失業保険申請件数と米9月ISM非製造業景況指数の雇用指数が発表されるため、これらの経済指標の結果に注目したい。金利先物市場は11月FOMCでの50bp利下げの確率を依然として4割弱織り込んでいるため、一連の米雇用関連経済指標が強い結果となればドル/円が一段と上昇する余地はありそうだ。ドル/円は日足一目均衡表の雲下限(147.09円前後)や9月の高値(147.20円前後)である147円台前半が上値目途としてまず意識されそうだが、この水準を上抜けると148.00円付近までの上昇も考えられる。
注目の経済指標:ISM非製造業景況指数
注目のイベント:FRB高官発言
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1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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