人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:持ち高調整のドル売りが入りやすい
昨日のドル/円は、153円台を維持したものの伸び悩んだ。東京市場で152.76円前後まで弱含んだが、153円割れでは下値が堅く海外市場で153.87円前後へと反発した。ただ、前日高値(153.88円前後)にはわずかに届かず失速。一時4カ月ぶりの水準に上昇していた米10年債利回りが終盤にかけて低下に転じると153円台前半に押し戻された。終値は153.36円前後で、前日比10銭未満の小幅高だった。なお、ドル/円は今月に入り約10円上昇している。昨日までの月間上昇率は約6.8%で、このまま行けば2009年12月以来の高水準となる見通しだ。月末接近、なおかつ明後日1日に米10月雇用統計を控えているだけに、持ち高調整のドル売りが入りやすいタイミングに入ってきたと考えられる。ただし、その先の来週5日に行われる米大統領選ではどちらが勝っても米長期金利に上昇圧力がかかると見られている(トランプ氏ならより強い上昇圧力に)ことから、ドルが大きく下落することは考えにくい。本日のドル/円は、154円に近付けば戻り売りが強まる一方、152円台に差し込めば押し目買いが入る一進一退の展開が続きそうだ。
注目の経済指標:米7‐9月期GDP
注目のイベント:米企業決算
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1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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