テクニカル分析(トルコリラ/円)

ボリバン2σ上限からジリ安、5日線下向く

 日足、雲の上維持だがボリバン2σ上限からジリ安。10月2日-11月1日の上昇ラインがサポート。10月30日-11月4日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向く、20日線上向き。
週足、5週連続陽線も今週は下放れスタート。ボリバン2σ中位。10月14日週-21日週の上昇ラインがサポート。7月8日週-10月28日週の下降ラインが上値抵抗。5週線上向き、20週線下向き。
 月足、2σ下位で推移。8月の月足の下ヒゲは長かったことが漸く効いてきた。10月は陽線。8月-10月の上昇ラインがサポート。8月-10月の下降ラインが上値抵抗。
年足、9年連続陰線。その間52円から4円台へ沈む。再び円との熾烈な最下位争いをしていたが7月の大規模円買い介入もあり円に抜かれた。

トルコリラ見通し
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

メルハバ

11/8に四半期インフレ報告、その他重要スケジュールは

 トルコ中銀は11月8日に今年最後の四半期インフレ報告書を発表する予定で、2024年、2025年、2026年の予測を更新するかどうかに注目が集まる。

 中銀は、これまで金融引き締め政策の姿勢により、デフレーションが加速すると予想しており、年末のデフレーション率は38%と予測していた。インフレ率は来年14%に緩和し、2026年末までにさらに9%に低下すると予測している。

 次回政策金利決定は11月21日。また3Q・GDPは11月29日に発表される予定。

IMFは先週、トルコは前回のインフレを煽る利上げの繰り返しを避け、国民の最貧困層への支援策に重点を置くべきだと述べた。

財務省は11月15日に政府の予算実績を発表する。このデータは、国が年末の財政計画に近づくにつれて財政の健全性を示すスナップショットを提供するだろう。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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