この記事は2024年11月5日に「CAR and DRIVER」で公開された「外装のアレンジを変更した改良型BMW2シリーズ クーペが日本上陸」を一部編集し、転載したものです。
02シリーズの系譜を受け継ぐBMWのプレミアムコンパクトクーペの2シリーズ クーペがマイナーチェンジ。エクステリアの仕様を変更して精悍さと上質さをアップ。車種展開は220iクーペ MスポーツとM240i xDriveクーペの2グレードを設定
BMWジャパンは2024年10月29日、プレミアムコンパクトクーペの2シリーズ クーペを商品改良し、同日より販売を開始した。ユーザーへの納車は本年11月からを予定する。
車種展開は以下の通り。
220iクーペ Mスポーツ:610万円
M240i xDriveクーペ:806万円
今回の改良は、エクステリアの一部仕様を変更して精悍なルックスをより際立たせたことが特徴である。
まず220iクーペ Mスポーツは、サイドロッカーパネルおよびリアバンパーサイド下部を従来のブラックからボディ同色に変更。また、キドニーグリルのフレームを従来のハイグロスクロームからパールセントクロームに刷新して、スポーティさと上質感をより高める。足もとにはMライトアロイホイール ダブルスポーク スタイリング848Mバイカラー+225/45R18タイヤを組み込んだ。
内装については、Mパフォームテックス/クロス コンビネーション ブラック(Mパイピング付)のシートマテリアルとファインブラッシュアルミニウムのトリムを標準で、ヴァーネスカレザーのシートやMカーボンファイバートリムなどをオプションで採用。ドライバー空間には12.3インチマルチディスプレイメーターパネルと10.25インチワイドコントロールディスプレイ(タッチパネル機能付)を配したBMWライブコックピット プロフェッショナル、フラットボトムのMスポーツレザーステアリングホイール、前席スポーツシートなどを標準で装備する。一方、後席は十分なヘッドスペースを確保したうえで、シートにスルーローディングシステム(40:20:40分割可倒式リアシート)を組み込み、合わせてストレージコンパートメントパッケージを装備して利便性を高めた。
パワートレインは基本的に従来を踏襲し、1998cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力184ps/5000rpm、最大トルク300Nm/1350~4000rpm)+電子油圧制御式8速スポーツATを組み合わせ、後輪を駆動する。
MパフォーマンスモデルのM240i xDriveクーペは、サイドロッカーパネルおよびリアバンパーサイド下部を従来のブラックからボディ同色に刷新し、合わせて従来のセリウムグレーのエレメントを廃止してブラックに変更(グリル、ドアミラー、フロントバンパー、リアスポイラー、ホイール等)。さらに、アダプティブLEDヘッドライト内の光輝部をブラックアウト化し、合わせてMライトシャドーライン/Mドアミラー/Mハイグロスシャドーラインエクステンドコンテンツ/Mリアスポイラーを標準装備して、ハイグレードかつ精強なイメージをより強調する。足もとにはMライトアロイホイール ダブルスポーク スタイリング792M(ジェットブラック)+前225/40R19/後255/35R19タイヤを配備した。
内装については、Mパフォームテックス/クロス コンビネーション ブラック(Mパイピング付)のシートマテリアルとファインブラッシュアルミニウムのトリムを標準で、ヴァーネスカレザーのシートやMカーボンファイバートリムなどをオプションで設定。ドライバー空間には12.3インチマルチディスプレイメーターパネルと10.25インチワイドコントロールディスプレイ(タッチパネル機能付)を配したBMWライブコックピット プロフェッショナル、フラットボトムのMレザーステアリングホイール、前席スポーツシート、Mシートベルトなどを標準で採用する。一方で後席は、シートにスルーローディングシステム(40:20:40分割可倒式リアシート)を組み込み、合わせてストレージコンパートメントパッケージを装備して利便性を向上させた。
パワートレインは基本的に従来を踏襲し、2997cc直列6気筒DOHC直噴ツインパワーターボガソリンエンジン(最高出力387ps/5800rpm、最大トルク500Nm/1800~5000rpm)+電子油圧制御式8速スポーツATを搭載。駆動機構にはインテリジェント4輪駆動システムのxDriveを採用する。また、MスポーツディファレンシャルやMスポーツサスペンション、大径Mスポーツブレーキを組み込むとともに、シャシー面ではフロント下部の補強やリアサスペンション取り付け部の強化を実施し、より正確なハンドリングとダイナミックな走りを実現した。
安全機能・運転支援システムについては、高性能3眼カメラ&レーダーおよび高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が増した最新のドライビング・アシストを標準で装備。機能としては、アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)やレーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)およびレーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ス テアリング付)、クロストラフィックウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能などを採用する。また、標準装備のパーキングアシストにはリバースアシスト機能も組み込んだ。一方、コネクティビティ関連では、車載通信モジュールによりドライバーとクルマ、そして取り巻く情報をITネットワークでつなぎ、またAmazon Alexaに対応したスマートフォン向けアプリ「My BMW」が活用できる最新バージョンの「BMWコネクテッドドライブ」を採用。合わせて、AI技術を駆使することで、音声会話だけで車両の操作や情報へのアクセスが可能となる「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」を設定している。
(提供:CAR and DRIVER)