人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:動意は限定される公算が大きい
8日のドル/円は終値ベースで約0.2%下落。米長期金利の低下を背景に一時ドル売り・円買いが優勢となり152.14円前後まで弱含んだ。ただ、米大統領選で勝利したトランプ氏の政策がインフレ再燃や財政悪化を招くとの見方は根強く、米長期金利の低下が一服すると152円台後半へと持ち直した。なお、トランプ氏は次期政権の通商代表部(USTR)代表への就任をライトハイザー氏に要請した模様だ。ライトハイザー氏はトランプ政権1期目で対中貿易戦争を指揮するなど、対外強硬派として知られている。トランプ次期政権の関税強化を巡る思惑などから、ドルは買われやすい地合いが続きそうだ。もっとも、本日は米国のベテランズ・デーの祝日でNY債券市場が休場となる。このためドル/円の動意は限定される公算が大きく、153円台半ば以上では戻り売りが優勢となるだろう。一方、20日移動平均線や200日移動平均線が通る151円台後半が下値支持として機能しそうだ。
注目の経済指標:
特になし
注目のイベント:
特になし
※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。