外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2024年11月19日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉

目次

▼18日(月)の為替相場
(1):日銀総裁 12月利上げのヒント示さず
(2):独連銀総裁 保護主義回帰を警戒
(3):MPC委員 拙速な利下げに警戒示す

▼18日(月)の株・債券・商品市場

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18日(月)の為替相場

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期間:18日(月)午前7時00分~19日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日銀総裁 12月利上げのヒント示さず

日銀の植田総裁は名古屋での講演で 「経済・物価見通しが実現していけば、引き続き政策金利を引き上げ、緩和度合いを調整していく」など、従来からの見解を示した。緩和度合いの調整のタイミングについては「あくまで、先行きの経済・物価・金融情勢次第」と述べた。12月の日銀金融政策決定会合での追加利上げに関するヒントがなかったことから、植田総裁の発言は「警戒したほどタカ派的ではなかった」と受け止められて円売りが優勢となった。ただ、植田総裁は午後の会見で、12月の金融政策決定会合について「データや情報を基に見通しを修正し、リスク評価も修正した上で適切な判断をする」と述べ、利上げの可能性を否定しなかった。このため、市場の12月利上げの織り込みは50%台でほぼ変わらずだった。

(2):独連銀総裁 保護主義回帰を警戒

ドイツ連銀のナーゲル総裁は「貿易摩擦はインフレ圧力の上昇につながる可能性がある」とトランプ次期米大統領の保護主義回帰への警戒を示した。その後、欧州中銀(ECB)のデギンドス副総裁も「貿易摩擦はさらに激化し、テールイベントのリスクが高まる可能性がある」と語った。

(3):MPC委員 拙速な利下げに警戒示す

英中銀(BOE)金融政策委員会(MPC)のグリーン委員は「サービスインフレと賃金は低下しているが、2%の目標と一致するには依然として高すぎる」「利下げを早すぎたり、積極的に行うことのリスクは、もう少しゆっくり行うよりも大きい」との見解を示した。

18日(月)の株・債券・商品市場

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