13日(金)の株・債券・商品市場

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

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ドル/円の見通し:下値は堅いと見られる

13日のドル/円はおよそ半月ぶりに153円台後半へと上昇。日銀が年内の利上げを見送るとの観測報道が3日連続で伝わり、引き続き円売り材料となった。一方、来年は米連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げペースが鈍るとの見方から米長期金利が上昇する中でドルが買われたことから、NYタイムには一時11月26日以来の高値となる153.80円前後まで上伸した。こうした日米の金融政策を巡る思惑を背景に、ドル/円は本日も堅調地合いを維持しそうだ。もっとも、市場は今週19日に日銀が利上げを見送る可能性をすでに85%程度織り込んだ(オーバーナイト・インデックス・スワップ=OISの利上げ織り込みは15%前後)。FOMCについては、18日の25bp(0.25%ポイント)利下げは確実な情勢だが、米金利先物が織り込む来年の利下げはすでに2回(合計50bp)へと低下している。これらは、目先的にドル/円の上値余地が大きくないことを示していよう。日米の金融政策発表を前に155円に到達するのは難しそうだ。とはいえ、それ以上に下値は堅いと見られ、仮に日米の金融政策発表を控えて調整が入ったとしても、152.70円付近を通る日足一目均衡表の基準線や、152.10円前後に位置する200日移動平均線が強い下値支持になるだろう。

注目の経済指標:欧英米PMI

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注目のイベント:ECB総裁発言

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神田 卓也
神田 卓也(かんだ・たくや)
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。

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