14日(火)の株・債券・商品市場

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

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ドル/円の見通し:158円後半では伸び悩みそう

昨日のドル/円は終値ベースで約0.3%高。
氷見野日銀副総裁の発言を受けて157.03円前後から158.01円前後まで乱高下した後は、米長期金利の動向を意識した値動きとなった。米10年債利回りが昨年11月1日以来となる4.8069%まで上昇した際には158.19円前後まで上値を伸ばしたが、金利の上昇が一服したことでドル高の流れも落ち着いた。
トランプ米大統領の就任を20日に控え、米次期政権の政策への警戒感から米長期金利が上昇しやすい地合いにある。本日は米12月消費者物価指数(CPI)が発表される。市場予想は前年比+2.9%、コアCPIが+3.3%となっている(前月:+2.7%、+3.3%)。米国のインフレ再加速を示す結果となれば、米連邦準備制度理事会(FRB)の年内利下げ観測がさらに後退するためドル高圧力がかかりやすくなる。他方で、昨日の氷見野日銀副総裁の発言を受けて、1月23-24日の日銀金融政策決定会合での追加利上げの可能性もあると市場は意識し始めている。ドル高基調は継続しそうだが、大幅に円安が進むことは考えにくい。ドル/円は158円後半では伸び悩みそうだ。

注目の経済指標:米CPI

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注目のイベント:米金融機関決算

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中村 勉(なかむら・つとむ)
中村 勉(なかむら・つとむ)
外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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