本日のひとこと
昨日のドル/円は前日比0.35%上昇しました。トランプ米大統領が突然、鉄鋼・アルミ関税を発表したことでドル買いが先行。一時は152.54円前後まで上伸しましたが200日移動平均線(152.75前後)を前に伸び悩みました。
きょうはパウエルFRB議長が上院の銀行委員会で行う半期に一度の議会証言に注目です。現時点で、米金利先物が織り込む利下げストーリーは「少なくとも3月と5月のFOMCでは利下げを見送り、6月、7月、9月のどれかで1回利下げを行うはずだが9月の可能性が最も高い」という内容です。FRB議長の議会証言を受けてこうした米金利先物の織り込みに変化が出るかが焦点でしょう。
テクニカル的には、①先週7日に付けた150.92円前後がサポートになり151円台をキープできるか、②200日移動平均線(152.75前後)が引き続きレジスタンスとして機能するか、この2点に注目です。
注目の経済指標
<国内>
なし(祝日)
<海外>
08:30 2月豪ウエストパック消費者信頼感指数
09:01 1月英BRC小売売上高調査
09:30 1月豪NAB企業景況感指数
16:00 10-12月期ノルウェーGDP
17:45 マン英MPC委員、講演
21:00 12月メキシコ鉱工業生産
21:15 ベイリーBOE総裁、講演
22:30 12月カナダ住宅建設許可件数
22:50 ハマック米クリーブランド連銀総裁、講演
24:00 パウエルFRB議長、議会証言
26:00 シュナーベルECB専務理事、講演
27:00 米3年債入札
29:30 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、講演
29:30 ボウマンFRB理事、講演
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1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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