人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:下値リスクが残っていると見るべき
7日のドル/円は5カ月ぶり安値を更新後に持ち直す。米2月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を下回る伸びにとどまり、失業率が上昇したことを受けて昨年10月4日以来の安値となる146.94円前後まで下値を拡大した。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、米経済は良好な状態にあるとの認識を示した上で利下げを急がない姿勢を強調するとドルを買い戻す動きが広がり148円台を回復。終値は前日比ほぼ横ばいの148.01円前後だった。なお、週明けの本日は147円台半ばへと円買いが先行している。週末にはトランプ米大統領が米経済は過渡期にあるとして景気減速リスクを否定しなかったほか、ラトニック商務長官は鉄鋼・アルミニウム関税を予定通りに12日に発動する考えを示した。朝方に発表される本邦1月勤労統計にも、日銀の利上げ観測に絡んで市場の注目が集まっている。こうした中、ドル/円は本日も下値リスクが残っていると見るべきだろう。7日安値146.94円前後は、昨年9月から今年1月の上げ幅の61.8%押し水準でもある。まずは、この水準で再びサポートされるか注目したい。仮に下抜けるようだと心理的節目の145.00円まで下値余地が拡大しそうだ。
注目の経済指標:独鉱工業生産

注目のイベント:独連銀総裁講演

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1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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