ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

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ドル/円の見通し:米小売りを材料視しないわけにはいかない

14日のドル/円はポジション調整主体の動きによって終値ベースで約0.5%上昇。本邦春闘の賃上げ率(第1回回答)は2年連続で5%を超えたものの、日銀の利上げ期待は高まることなく円買い材料にならなかった。米国では3月の消費者マインドが悪化した一方でインフレ期待は大幅に上振れしており、スタグフレーション懸念が拭えなかったものの、強いドル売り材料にならなかった。短期筋のポジションがドル売り・円買いに傾いていたため、週末を前に、材料よりも調整に向けた需給が値動きを左右しやすかったと見られる。ただ149円台の上値は重く、欧州市場序盤に149.01円前後を付けた後は148円台での値動きに終始した。
トランプ米大統領の不規則発言を除けば、本日はNY市場で発表される米2月小売売上高に関心が集中しそうだ。前回の1月小売売上高は前月比で大幅に減少し、米国の景気減速懸念を強める一因となった。今回の2月小売売上高は天候の回復などを背景に前回の反動による強めの結果が予想されている(前月比+0.6%、除自動車+0.3%)。米2月小売売上高については、市場としても材料視しないわけにはいかないだろう。予想を上回れば、ドル/円は149.20-30円台の上値抵抗を上抜ける可能性がある一方、予想を下回れば147円台に押し戻されることも考えられる。

注目の経済指標:米小売売上高

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注目のイベント:特になし

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神田 卓也
神田 卓也(かんだ・たくや)
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。

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